エリア情報

前編では「南房総、白浜・千倉でペットと楽しむ観光スポット・お店紹介」をご紹介しました。後編では鴨川エリアをお届けします。鴨川はサーフィンや釣りのメッカ。一方で、コメ作り体験や酪農体験なども積極的に行われており、アクティブにリゾート暮らしを楽しみたい方にオススメのエリアです。

 

ヨーロッパ中世の街並みをペットと一緒に「道の駅 ローズマリー公園」

千倉をぬけて410号線から房総フラワーラインを走ると、「道の駅 ローズマリー公園」があります。こちらは可愛いチャペルやヨーロッパ中世の古いハーフティンバーの建物が特徴的な施設。このエリアがローズマリーのふるさとである地中海のクレタ島やキプロス島と同じ北緯35度にあることから、ローズマリーを核とした公園ができたそう。ペットと一緒に広い敷地を散歩してはいかがでしょうか。お香や石鹸、ハーブなどが販売されているほか、産直野菜などを販売する「はなまる市場」も登場しています。

「道の駅 ローズマリー公園」千葉県南房総市白子1501
TEL:0470-46-2882 営業時間:09:00~17:00 休館日:無休(年間数日臨時休業有)

 

一年中、サーファーで賑わう「前原横渚海岸」

太海フラワーセンターから車で10分ほど海岸沿いの道を走ると、「前原横渚海岸」があります。横渚と書いて「よこすか」と読みます。遠浅で白砂の海岸と聞いていたのですが、実際に海岸に出てみるとびっくり。まるで湘南の鵠沼のように、冬の平日であるにもかかわらずサーファーが大勢います。少し風もあったので波は高く、それもサーファーにとっては好条件だったようで、波乗りを楽しんでいるのです。この海岸はサーフスポット、ペットも一緒に楽しめます。

この海岸通りをさらに行くと、城崎海水浴場という海辺があり、南房総屈指の透明度とのことですが、日暮れが迫ってきましたので、海辺のドライブは前原横渚海岸まで。これから山に向かいます。

平日の16時頃撮影。曇りにも関わらず、「前原横渚海岸」では多くのサーファーが波乗りを楽しんでいた

平日の16時頃撮影。曇りにも関わらず、「前原横渚海岸」では多くのサーファーが波乗りを楽しんでいる

 

のどかさと静けさに癒される「大山千枚田」

前原横渚海岸より34号線に入り西へ。車で20分ほど走ると、山あいに棚田が見えてきます。この棚田というのは傾斜地にある田んぼのこと。水平を保ちながら何重にも重なる田んぼは圧巻で、芸術的です。ここは鴨川市の山間地にある「大山千枚田」。棚田オーナー制度を導入しており、100㎡あたり年間3万円を支払ったオーナーは耕作権と収穫物を得ることができるそう。稲をつくる意欲がある、自然とつきあう勇気がある人には農家が指導してくれるそうです。日没直前にたどり着き、ホットしていましたら、暗くなると同時に棚田のライトアップがスタート。ライトアップは都会のイルミネーションに比べたらとても控えめなので、山あいの暗闇と静けさが返ってより強く感じられます。明るい時間なら、緑のパワーを浴びながらペットも人間ものんびり散策ができるに違いありません。

日没直前に撮影した「大山千枚田」。今は稲刈りが終わり、農作業はお休みの季節。夜になると手前に見える小さな電球に光が灯る

日没直前に撮影した「大山千枚田」。今は稲刈りが終わり、農作業はお休みの季節。夜になると手前に見える小さな電球に光が灯る

 

南房総の1日旅は、この大山千枚田で終了です。34号線から88号線に出て、富津中央ICから高速自動車道に入りました。途中、海ほたるで休憩。この海ほたるはレストランなどの建物内にはペットは同伴できませんが、外はOK。5階からテラスに出て、階段を2階あたりまで降りるとペットの水飲み場が用意されています。

終日曇り空で青い空と海の写真は撮影できませんでしたが、12月とはいえあちこちに花が咲く南房総。あわただしい都会から、車で2時間ほど走ると、こんなにものどかな里山の風景にたどり着けるのです。柔らかい土や砂浜の上を自由に散歩できる南房総は、ペットにとってリフレッシュできる場所。花摘みのベストシーズンは1月末から。ペットと一緒に暖かい房総リゾートを楽しんでみてください。

 

※掲載の情報は、2015年12月8日現在のものです。

 

ペットと楽しむ南房総リゾート 白浜・千倉エリア編」はこちらから

※本記事は、平野ゆかり氏の知識と経験にもとづくもので、わかりやすく丁寧なご説明を心がけておりますが、内容について東急リゾートが保証するものではございません。

房総エリアでペットと思い切り楽しみたい、とお考えの方は「房総エリアでペットと一緒に過ごせるリゾートマンション4選をご紹介」もぜひご覧ください。

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