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不動産・リゾート物件にまつわるテーマについて、専門家に聞くシリーズ。今回は、別荘やリゾートマンションなどの記事を書かれている、平野ゆかりさんの記事をお届けします。

定住する場合はエリア選びが肝心!

多くのオーナーさんを取材するなかで、意外に多いのが「将来は定住したい!」という声です。もともと別荘地をどこに選ぶかという時点で、今まで家族とよく遊びにきたところであったり、お気に入りのゴルフ場や温泉があったり、知人が別荘を持っていたりなど、なにかしらその別荘地と縁があって購入されるケースがほとんど。そこで何度か涼しい夏や、秋冬の季節も体験するうちに、「リタイアしたらこちらに定住したい」という気持ちが高まってくるようです。はじめは週末利用で、その後に定住という方は、その別荘地の気候や風土、環境立地などを熟知されているので、定住への道はスムーズです。

では、当初から定住を念頭に入れて別荘を探される方は、どう探せばスムーズか。物件選びのポイントを紹介しましょう。まず、エリア選びです。高原がいいか、海辺がいいか、それとも街に近いほどほどの田舎がいいのか、自分がずっと住み続けられる環境を選びます。

第2のステージは、仕事から離れて自分の好きなことをしたいという思いがあるはず。それを叶えられる場所であることが重要な要素ですが、定住するとなると、1年の気候を知っておくことが必要です。

「軽井沢が好き!」という方は多いのですが、冬はかなり冷え込みます。といっても、寒冷地や積雪のあるエリアを避けようということではありません。リゾートシーズンだけを見るのでなく、異なる季節にも訪ねておきましょうということです。都会での暮らしでは感じられない、メリハリのある四季を感じられるのも、リゾート地での定住ならでは。そこの自然環境を楽しみながら、余裕を持って暮らせるエリアを選びましょう。

ほどほどの田舎であること

リゾート地で過ごすことのメリットをオーナーに聞くと、「澄んだ空気とおいしい水と自然、そして新鮮な食べ物があること」と言われます。でも、これは週末利用の話です。定住の場合は、おいしい水と空気だけでは快適といえません。自然が好きといっても、あまりに山奥の場合は、不便を感じそうです。通常、生活するに必要な買い物施設や金融機関、駅などが車で15分くらいで行けるところがベターでしょう。車を使わなくても、バス停が徒歩圏にあると安心です。子ども世帯も訪ねやすくなります。傾斜を利用して眺望の良さを満喫する別荘を建てたい方もいると思いますが、道路から玄関へのアプローチは平坦であるほうが、体力が弱った場合もラクでしょう。
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管理がしっかりしていること

管理事務所がある別荘地と、ない別荘地があります。定住する場合には、管理事務所があり、毎日管理員が在中しているところがおすすめです。最近は都会の密集地に住んでいても、お隣さんと行き来がないケースが多いのですが、別荘地の場合は隣地との間隔が空いて、静かに暮らせるのがメリット。週末利用される方が多いので、お隣さんが定住しているとは限りません。急病になった時や、水道が出ないなど設備系のトラブルがあると心細いもの。そんなことから、頼りになる管理事務所に近い区画を購入される方もいます。

また積雪のあるエリアは、舗装されていても道路が傷みます。秋には落ち葉で測溝が埋まる場合も。定期的に樹木の枝葉を落としたり、ごみ置き場の管理、インフラ整備をするなどの手入れがしっかりされているところを選びましょう。

最近は台風や大雨、大雪など予想を超える自然災害も発生します。万が一、孤立するような状況になっても、管理体制がしっかりしていると安心です。

別荘地内に定住者がいること

別荘地には、開発から30年ほど経過しているところも多くありますから、それぞれで別荘地の特性があらわれています。定住者が多いところとそうでないところです。「これから定住を!」と考える人は、管理事務所で定住者の数を聞いてみましょう。定住者が多いところは、暮らしやすさの判断基準になります。定住者がいないところは、気候や地形などが定住に合っていない場合も。
一方、定住者が多いところは、「この別荘地での暮らしが好き!」という共通の価値観がありますから、定住者同士で交流が生まれるケースも多いのです。第2の人生であれ、多拠点居住であれ、年齢を超えてつながれます。

愛犬の散歩をしながら、庭先でガーデニングや野菜づくりをしながら、行きかう住人が自然に挨拶をし、顔見知りになっておつきあいが生まれるようです。また別荘地ではオーナー同士のコミュニティ形成のために、定期的なイベントを実施しているところも。ゴルフコンペやお祭り、コンサートに参加することで、顔見知りが増えていきます。

定住は夫婦でスタートする場合がほとんど。二人だけの生活から、少しずつ知り合いが増えていくと、行動範囲も広がり、今まで以上に暮らしが楽しくなるはずです。

 

※本記事は、平野ゆかり氏の知識と経験にもとづくもので、わかりやすく丁寧なご説明を心がけておりますが、内容について東急リゾートが保証するものではございません。
※本記事の情報は、公開当時のものです。以降に内容が変更される場合があります。
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