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別荘ライフを送りながら、その土地の料理を作ってみませんか?
連載第3回目の今回は、伊勢志摩エリアの郷土料理「どん丼火(どんどんび)」をご紹介します。名前と見た目だけでなく、材料の組み合わせもユニークなこの丼、気になるお味はいかに⁉

 

温暖な気候で、豊富な食材。歴史深いエリア伊勢志摩

伊勢志摩は、太平洋を流れる黒潮の影響により、一年を通じて気候が比較的温暖で、さまざまな種類の海の幸を味わえるエリアです。また、大御祖神・天照大御神と、衣食住を始め産業の守り神でもある豊受大御神​​を祀る伊勢神宮があり、この地の歴史深さと厳かな雰囲気に魅せられる人も。
このように多くの魅力に溢れる伊勢志摩で、数年前から注目を集めている料理が「どん丼火」です。
 

伊勢神宮の外宮で焚かれる「どんど火」をイメージ

「どん丼火」は、「御饌丼(みけどん)」の一種です。「御饌丼」はもともと、食の神様が祀られる伊勢神宮の外宮である豊受大御神のお膝元で、「食の大切さ」と「食への感謝」を発信しようという思いから生まれました。御饌の「御」は大切なものや尊いものであることを表し、「饌」は食べ物を意味します。
「御饌丼」のなかでも、伊勢うどんのタレを絡めて焼いた鶏肉に、ダイコンが高く盛りつけられた「どん丼火」は、『外宮さんにちなんだ丼コンテスト』で、最優秀作品に輝いた「元祖・御饌丼」。​​ほんのり赤く​染めて​盛り付けるダイコンは、大晦日の夜に外宮で焚かれる「どんど火」を再現しています。

材料(2人分)

タレ たまりしょう油大さじ1、みりん20ml、酒大さじ1/2、しょう油大さじ1、砂糖小さじ1/2、だし汁50ml
鶏ムネ肉 1枚
シラス 大さじ1
ご飯 2膳分
たくあん 3切れ
サラダ油 適量
きざみ海苔 適量
ダイコンおろし 適量
梅酢 適量
糸トウガラシ 適量

「どん丼火」の作り方

  1. タレの材料を火にかけ、砂糖が溶けたら冷ましておく。
  2. 鶏ムネ肉はそぎ切りにしてタレに10分漬ける。フライパンに油を熱し、鶏ムネ肉を焼く。
  3. たくあんを細かく切ってご飯に混ぜ合わせ、丼に盛り、その上にきざみ海苔を散らす。
  4. 3の丼に2の鶏ムネ肉をのせ、シラスを散らす。丼の真ん中にダイコンおろしを小高く盛り、その上から梅酢をかけ、糸唐辛子を散らす。

 

異色の材料の組み合わせが絶妙にマッチ。一度味わうとクセになる!

伊勢志摩エリアでは、地元の銘柄鶏である「奥伊勢七保どり」が使われることが多いという「どん丼火」。今回はダイコンおろしに梅酢をかけましたが、地元の飲食店では千切り状の紅ショウガをまぜる場合もあります。ダイコンおろしの酸味と爽やかな口当たりが、鶏肉と絶妙にマッチ。また、メインの鶏肉の上に魚のシラスを散らすという異色の組み合わせも、これまた相性よし。たくあんのコリコリとした食感もアクセントになって、一度味わうとクセになる、見て食べて満足の丼です。

 

タカハシユキ

書籍、雑誌の料理撮影、企業広告、企業の商品開発など、フードコーディネーターとして活動。著書に『飲むだけくすりスープ』(大和書房)、『エブリデイ サンドイッチ』(河出書房新社)、『WMF圧力鍋レシピブック』(誠文堂新光社) 他。

撮影:神林 環

※本記事の情報は、公開当時のものです。以降に内容が変更される場合があります。
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