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別荘で生活していると、その土地の郷土料理を食べたくなることってありますよね。しかも、自分で作っていただけば、別荘ライフはより充実したものになりそうです。今回は、厳しい寒さが続く今の季節にぴったりの、山中湖・河口湖エリアの郷土料理「ほうとう」をご紹介します。

 

自然豊かな山中湖・河口湖エリアで、具だくさんを食して活力アップ

富士山の懐に抱かれた富士五湖など、風光明媚な自然が豊かに残る山中湖・河口湖エリア。この地に別荘を構え、窓の外に広がる雄大な自然を眺めることができたなら、日頃の疲れは一気に吹き飛ぶに違いありません。
今回ご紹介する「ほうとう」は、“甲斐の虎”と呼ばれる戦国武将の武田信玄が、陣中食としたものだとか。ほかの国に比べると水田が少なく、粉や小麦の食が中心の地域だったため、小麦粉の麺と土地の野菜で作る「ほうとう」は、準備がしやすかったようです。さらに、「ほうとう」は具だくさんで栄養満点。信玄公が戦の備えとして積極的に食したように、滋養を取って活力をアップさせましょう。

 

ざっくり太めの麺と根菜で作る、「うどんとは別物」の郷土食

「ほうとう」は、ざっくりと切った太めの小麦粉の麺と、カボチャやネギ、根菜類などを一緒に煮たもの。一見、うどんを太くした麺と思われがちですが、地元の人の感覚としては「ほうとうと、うどんは別物」なのだそう。地域によっては、太めの麺ではなく、すいとんのように小麦粉を丸めたものを入れる場合もあります。汁は味噌仕立てで、野菜のうまみが溶け込んだスープは甘みやコクがたっぷり。
「ほうとう」という名は、中国語で「小麦粉をこねてのばし、形にして切ったもの」の意味をもつ「饂飩(はくたく・はうたう)」が語源と言われています。

材料(4人分)

ほうとう麺 300g
カボチャ 180g
ダイコン 5cm
ニンジン 1/3本
ゴボウ 1/3本
油揚げ 1枚
マイタケ 1パック
長ネギ 1本
和だし汁 1リットル
大さじ1
しょう油 大さじ1.5
味噌 大さじ1〜1.5
みりん 大さじ2

「ほうとう」の作り方

  1. 野菜をそれぞれ切​る。カボチャはひと口大、ダイコンとニンジンはいちょう切り、ゴボウと長ネギは斜め切り、油揚げは2cm幅に切る。
  2. 和だし汁を入れた鍋にダイコンとニンジン、ゴボウ、油揚げを加え、火にかける。野菜に火が通ったら、麺を手でほぐしながら加える。
  3. 麺がほどよく柔らかくなったら、カボチャとネギ、調味料を加え、カボチャをよく煮る。途中で水分が足りなくなったら、水または和だし汁をたす。
  4. マイタケをほぐして加え、ひと煮立ちしたら火を止める。

 

お鍋でグツグツ煮た「ほうとう」で身も心もじんわりと

「ほうとう」の麺は「ほうとう麺」として市販されていますが、時間がゆっくりと流れる別荘では、自作の手打ちに挑戦してみるのも楽しそう。「ほうとう」に入れる野菜は特に決まりはないものの、地元の人は、甘みたっぷりのカボチャは欠かさず使うようです。体の芯まで冷える寒い日に、「ほうとう」をお鍋でぐつぐつと煮て、汁の味がたっぷりしみこんだ麺をハフハフといただけば身も心もじんわりと温まりますよ。

 

タカハシユキ

書籍、雑誌の料理撮影、企業広告、企業の商品開発など、フードコーディネーターとして活動。著書に『飲むだけくすりスープ』(大和書房)、『エブリデイ サンドイッチ』(河出書房新社)、『WMF圧力鍋レシピブック』(誠文堂新光社) 他。

撮影:神林 環

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