インタビュー

リゾートを身近に感じながら、セカンドハウスの生活や移住生活を満喫しているかたにお話を伺う「Villaの達人」シリーズ。今回は、株式会社インテリジェンスを設立後、複数の企業で経営に携わり、投資家活動を展開。2014年には、楽天株式会社の代表取締役副社長に就任した経歴をもつ島田亨さんの、熱海市にある住居を前後編にわたってお届けします。

温泉と穏やかな気候に恵まれ、古くから観光地として愛されている静岡県熱海市。東京の品川駅から新幹線で約40分という好立地も人気で、ここ数年は、この地を観光で訪れるだけでなく、移住地として選ぶ人も増えています。島田亨さんも、熱海に魅せられたひとり。真っ青な海と、「ふだん使いに最適」という点に魅了され、昨年の夏、絶好のロケーションにセカンドハウスを設けました。建物のどこからでも見渡せる海の眺望には、圧倒されるばかりです。

1階と2階の間に天井や床がない吹き抜け構造で、ガラス窓も1枚ガラスのため、光がふんだんに入る。

1階と2階の間に天井や床がない吹き抜け構造で、ガラス窓も1枚ガラスのため、光がふんだんに入る。

 

最も重要視したのは、海が見えて、最高のビューを堪能できるということ

──玄関を開けた途端、素晴らしい景色が目に飛び込んできて驚きました。海を一望できるこの環境には、一瞬で心を奪われますね。

そうなんです。私がこの場所を選ぶにあたって一番惹かれたのは、ロケーションです。土地探しにあたって最も重要視したのは、海が見えて、最高のビューを堪能できるということ。贅沢かもしれませんが、自分の家と海との間に道路や電柱がない土地が理想でした。そして次に、交通の便。ふだんは東京で生活しているので、東京からのアクセスがよい場所というのも条件でした。行きづらいエリアの場合、足はだんだん遠のいてしまうので。

来訪者が、玄関を開けて最初に目にするのは、この景色。真っ青な海が、1枚の絵画のような役割を果たしている。

来訪者が、玄関を開けて最初に目にするのは、この景色。真っ青な海が、1枚の絵画のような役割を果たしている。

 

「わざわざ訪れる別荘」ではなく、「日常の延長線上にあるセカンドハウス」

──我々は、熱海駅からこちらのお宅まで車で伺ったのですが、それほど時間がかからずに到着できました。立地もたしかに魅力的ですね。

道が混んでいなければ、熱海駅から10分ほどで着きますからね。私にとって、ここは「休みのときにわざわざ訪れる別荘」ではなく、「日常の延長線上にあるセカンドハウス」なんです。たとえば、東京で友達と夕飯を食べたあとも気軽に帰って来られる点は非常に嬉しい。夕飯の際にお酒が入ると、そのあとは車を運転できないですよね。でも、新幹線に乗れば、ドアtoドアで1時間で家に到着できるので快適です。これが、もし年に1回しか来られないような、アクセスのよくない場所だと、「ほとんど使わないから売りに出そうかな」という判断になる気がします。

この家を建てる際、「オープンエアのプールとお風呂はかならず作ろうと思った」とのこと。見事な開放感!

この家を建てる際、「オープンエアのプールとお風呂はかならず作ろうと思った」とのこと。見事な開放感!

──そもそも、なぜ、セカンドハウスをもとうと思ったのですか?

年齢を重ねることで生活スタイルが変わってきて、自分のマインドをリセットできる場所があると心身ともに楽だろうなと思い始めたことが、きっかけです。それで場所探しをスタートさせたのですが、決定するまでに3年かかりました。妥協せずに探し続けた結果、この土地を見たときは、よし、これだ!とピンときましたよ(笑)。当時、この場所には桜の木がたくさん植えてあって、海の景色は今ほど綺麗に見渡せなかったのですが、すぐに、ここにしようと決めました。

テラスから望める離島、初島。夜、この穏やかな海を眺めていると、疲れが癒されるという。

テラスから望める離島、初島。夜、この穏やかな海を眺めていると、疲れが癒されるという。

 

いいものを作りたいのであれば、自分でとことん動かなければ

──土地は、熱海に限定して探されたのですか?

いえいえ。真鶴や湯河原などの一帯もいろいろ見ましたが、理想の土地になかなか出会えなくて。土地を決定後は、設計士さんとのやりとりに1年ほどの期間を費やし、実際の施工にやはり1年をかけて、昨年の6月末にようやく完成しました。なので、土地探し、設計、施工の工程をトータル5年ほどかけて行ったことになります。

──5年もの歳月をかけるとは、ひとつひとつの作業に、とても丁寧に取り組まれたのですね。

そうですね。それには理由がありまして……。ライフスタイルファニチャーブランドを扱うアルフレックスジャパンの創業オーナーで、現在は顧問を務めていらっしゃる保科正さんという方がいます。この熱海の家の空間作りをアルフレックスジャパンにお願いしようと相談したところ、「セカンドハウスを作るなら、自分でこだわりをもって細かいところまで決めないと後悔するよ」と言われました。つまり、別荘やセカンドハウスをもつ人は、ほとんどの場合、設計者にイメージを伝えたあとは、出来上がるまで任せっぱなしのことが多いと。それではダメで、いいものを作りたいのであれば、自分でとことん動かなければいけないと教えていただきました。

まるでリゾートホテルのロビーのように、洗練された雰囲気のリビングルーム。ソファや家具はアルフレックスで統一。

まるでリゾートホテルのロビーのように、洗練された雰囲気のリビングルーム。ソファや家具はアルフレックスで統一。

──その言葉があったから、こんなに素晴らしい空間に仕上がったのですね。

はい。アルフレックスジャパンはリビングを中心とした家具のメーカーでしたが、住空間をコーディネートしていく事にもチャレンジしていて、そのひとつのショーケースとして今回やって頂きました。そして、非日常の演出がお得意な設計士の先生と、居心地よい住まいづくりの第一人者であるアルフレックスジャパンのコラボレーションで、内装のプランニングをスタートさせることに。「非日常でありながら、日常を感じられる空間」をコンセプトにしました。

 

【オーナーインタビュー】非日常でありながら日常を感じられる、熱海のセカンドハウス 島田亨さんの場合 後編」に続く。

 
撮影:内田 龍

※本記事の情報は、公開当時のものです。以降に内容が変更される場合があります。また、弊社事業所名が現在の名称と異なる場合があります。

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