お役立ち情報

みなさん、こんにちは。
東急リゾート別荘コンシェルジュの大森です。

以前、「会社の福利厚生でリフレッシュ!社員も喜ぶリゾート物件の活用法」で、リゾートマンションを法人契約して保養所として活用する、というご提案をいたしました。

温泉大浴場付きリゾートマンションで寛ぎのひと時リゾートマンションと言えば、プールや温泉大浴場などの非日常を感じさせる共用施設が充実しているだけでなく、高層階になれば眺望の良さも期待でき、保養所として活用するにはもってこいと言えそうですね。

早速検討してみようか、という経営者様もいらっしゃるかもしれません。

そこで、ここでは「リゾートマンションを法人契約して保養所として利用する際に注意したいこと」を取り上げたいと思います。物件選びにあたって、役立つ情報となれば幸いです。

【リゾートマンションとは、区分所有建物である】

リゾートマンションは、法的には居住用のマンションと同じ「区分所有建物」と言われるものです。この、「区分所有建物」について、法務局が発表している資料では、次のように説明されています。

「区分所有建物」とは,マンションやビルのように,一棟の建物が二つ以上の部屋に区切られて,その部屋が別々の所有権の対象となっている建物各部屋のことをいいます。すなわち,マンションの各部屋が,それ一個の「区分所有建物」であり,各部屋の入居者は,自己名義で所有権の登記をすることができます。
出典:
「区分所有建物 「敷地権」とは,どのようなものですか? 」(情報番号1317 ※法務局が公開している資料にリンクします)

では、「区分所有建物」の所有権があれば、マンションをどんな使い方をしてもいいか? というと、そういうわけではありません。

マンションには、ご自身以外にもたくさんのオーナーがいらっしゃいます。全員が、協力し合って、快適に利用し、資産価値を保つために努力する必要があります。

特に、マンションの利用者全員で利用する、駐車場や廊下、上下水道や電気・ガスとその配管、さらには建物がある敷地全体などの「共用部分」については、上記のような観点から、管理の方法や使用のルールが明確に定められます。

【管理規約って? だれが決めるもの?】

共有部分の管理・使用のルールについて、マンション毎に定められるものを「管理規約」といい、所有者全員が参加する管理組合で定められます。

管理組合でしっかり話し合いを

管理規約で定められるものの例としては、一般的には次のようなものが挙げられます。

・専有して利用できるエリアと共用する部分の取り決め
・専有部分を貸し出したり修繕したりする際の取り決め
・第三者に専有部分を貸し出す場合のルール

ここで、ポイントです。

上記に示した管理規約の中に、利用目的が限定されている場合があります。
その中には、「福利厚生施設としての利用」ができないような記載がある場合も。物件が気に入ったら、まずはその点についての確認が必要です。これは、物件を紹介する営業スタッフに確認して頂ければより確実になるでしょう。

【オーナー全員が快適なリゾートライフを楽しむための「利用細則」】

「管理規約を確認したところ、福利厚生としての利用に問題ない」と分かってひと安心。では、契約を進めよう! となる前に、もうひとつ確認して頂きたい点があります。

「管理規約」よりもさらに具体的な「利用時の注意」が定められた「利用細則」です。これは、一般的に生活面について、例えば以下のような内容が定められたものです。

・ペットをリゾートマンションに連れていいかどうか、どんなケースなら良いか
・専有部分をどのように利用しても良いか
(事務所として利用していいか、貸し出しをしても良いか)
・楽器の演奏はしても良いか、その際の注意事項は?

管理規約や使用細則は、契約をすると同時に「同意した」とみなされるもの。ご自身が契約する前に定められたものでも、引き渡しが終わった後はそのルールを守る必要があります。

また、もし「使っていない間は賃貸にする」という場合、上記のルールを守るようオーナーが貸し出した先の方に厳守するように働きかけなければなりません。さらに、「貸し出しを行う際に宿泊料を徴収する」という場合は旅館業法が適用される可能性があります。

もし気になる点がある場合は、事前に書面を確認することはもちろん、物件を紹介する営業スタッフにしっかりと確認して頂ければと思います。

*          *

いかがでしたでしょうか?
社員みんなで快適なリゾートライフを楽しむための拠点として利用できるリゾートマンション。

どんな場所で、どんなアクティビティを楽しもうか? という視点と同時に、法人契約ならではのポイントについても、チェックするようにして頂ければと思います。

「もう場所もやりたいことも決まっているけど、法人契約で保養所として使える物件を自分たちで探すのは大変…」という場合は、ぜひ東急リゾートの別荘コンシェルジュまでご相談ください。

あなたはもちろん、ご利用になる皆様にとってご満足いただけるようなリゾートライフの実現をサポートいたします。

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※本記事の情報は、公開当時のものです。以降に内容が変更される場合があります。

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