ホテルコンドミニアムは、「お気に入りのリゾート地に自分のための拠点を持ちたい」と考えたとき、別荘やリゾートマンションに次ぐ新たな選択肢として誕生したリゾートスタイルのひとつです。ここでは、その特徴や最新のホテルコンドミニアム事情、なぜ注目を集めているのかを詳しくお伝えします。
ホテルコンドミニアムとは? 新しいリゾートスタイルが誕生した理由
新型コロナウイルスによる移動自粛や規制は、「日常から離れ、自然に囲まれたリゾートエリアでゆっくりとした時間を過ごすことの価値や得られる豊かさ」を改めて考える機会になった側面もあるでしょう。
当時の経験から、どこにでも自由に出かけられるようになった今だからこそ、「都会の喧騒から離れたい」「海や森、豊かな自然を身近に感じたい」「自分の時間を大切にしたい」「家族水入らずの団欒をもっと増やしたい」といった気持ちをきっかけに、以前よりもフットワーク軽く「リゾートを満喫しに行こう!」と、実際に旅行にお出かけになる方は多いのではないでしょうか。

(画像は、沖縄(恩納村)「カフーリゾートフチャクコンド・ホテル/ホテル棟」のプール。開放的な空間でのびのびと羽根を伸ばすひとときなんて、ステキですね)
ただ、そうしたとき、「その都度宿泊先のホテルを選んで予約する」というステップを踏むのはちょっと億劫に感じることも…。何度も訪れているお気に入りのリゾートエリアがあるのならなおさら、「いっそのこと自分たちが自由に使える拠点を持ちたい!」と思われるのも自然な流れだと考えます。
そうなると思い浮かぶのは、別荘やリゾートマンションといったリゾート不動産の購入です。しかし、家族会議が進むにつれ、リゾートライフでの夢や希望だけでなく、「自宅の手入れも手間なのに、他の拠点も手入れするのは…」「連休や夏休み、春と秋の長期休暇くらいしか使わないし…」「使うとなったら毎回お掃除したり、お布団の準備もしなくちゃいけない。定期的に換気も必要だけど大丈夫かな?」といった現実的なことにも目が向くもの。そうなると、なかなか結論が出なくなってしまう、なんてこともよく聞かれる話です。
このような声は「リゾートに拠点を持ちたい」と考え、検討し始める人たちにとっては万国共通の“課題”でもあったようです。そして、これを解決すべく生まれたのが、「ホテルコンドミニアム」です。
実際に、ホテルコンドミニアムの市場は海外で事例が増え始め、近年は日本でも年々拡大しており、リゾートの拠点を持ちたい方にとっての新たな選択肢としてはもちろん、資産としても注目を集めるようになりました。
ホテルコンドミニアムの特徴は? 注目の理由はずばり、システムにあり!
誕生の経緯を知ると、「じゃあ、ホテルコンドミニアムとはどういうものなのか、他の選択肢とは一体何が違うのか?」が気になってくるはず。
ここからはホテルコンドミニアムの特徴と注目を集める理由を紐解いていきましょう。
注目を集める理由を端的にお伝えすると、ずばり「システム」が挙げられます。
ホテルコンドミニアムとは、言ってしまえば「分譲ホテル」のこと。ホテルの客室を購入・所有することで、当然ながら自らがオーナーとして利用してリゾートライフを充実させることができます。さらに、「自分が利用しないときは一般のホテル利用者向けに自身が所有する客室を貸し出し、その稼働に応じた賃料収入を得る」ことができるようにもなります。この点がまさにホテルコンドミニアムの特徴です。

(ホテルコンドミニアムのシステム概略図(※オーナーは資産管理会社との資産管理業務委託契約もあわせて締結します。))
つまり、「今度の連休はリゾートでゆっくりしたいから自分のホテル客室を使おう。でもそれ以外の日は使わないので、せっかくだから貸し出して誰かに使ってもらおう。そうすれば賃料収入が得られるから合理的だ」というように、ホテル客室のオーナーとして振る舞うことができる、というわけです。

(画像は、沖縄の「STORYLINE瀬長島」リビングからの眺望。眼前で繰り広げられるダイナミックな飛行機の離発着シーンは圧巻。ここにオーナーとして宿泊するとなれば感慨もひとしおです)
このようなスタイルは欧米を主とした海外ではすでに浸透しており、国内においてもここ十数年で供給数は増加しています。
そうした中でも東急リゾートでは、リゾートライフの拠点となる別荘やリゾートマンション、リゾート会員権をご提案してきた経験をもとに、お客さまのニーズを汲んで、以前よりホテルコンドミニアムのご提案を始めてきました。

(画像は「HIYORIオーシャンリゾート沖縄」のインフィニティテラス。リゾート気分をさらに高めてくれる眺望を前にすれば、日常のことなどすっかり忘れてしまいそうです)
東急リゾートでは、千葉・鴨川を皮切りに、沖縄本島・離島や北海道のニセコ、そして最近では日本屈指のリゾート地でもある軽井沢や箱根など、続々とご提案できるホテルコンドミニアムの物件を全国に拡げています。東急リゾートのホームページでは、現在ご提案可能なホテルコンドミニアム物件をご紹介していますので、ぜひこちらもご一読ください。
☆東急リゾートがご提案するホテルコンドミニアムを見る
ホテルコンドミニアムには、不動産商品としてのメリットが
先に紹介した通り、別荘やリゾートマンションと違い、ホテルコンドミニアムには「ホテル客室運用によって稼働に応じた賃料収入(ペイバック)が得られる可能性がある」という特徴があります。
このような一種の運用メリットだけでなく、不動産商品として所有するにあたり、「ホテルコンドミニアムだからこそ得られるメリット」もあります。少し詳しく見ていきましょう。
●ホテルコンドミニアムの権利形態がもたらすメリット
まず、多くのホテルコンドミニアム物件の権利形態は「区分所有権」となっています。そのため、一般的な不動産市場での売買が可能という点から、流通性の高さが期待できます。
これは「気になる物件を購入できる可能性が高い/手放したいと考えたタイミングで売却のアクションが取りやすい」という2つのメリットに通じると考えられます。
ただ、実際のところ、「不動産の売買なんて経験したこともないし、このメリットは自分には感じづらいかも…」という方もいらっしゃるでしょう。この点について、東急リゾートでは仲介のお取引も承っていますのでどうぞご安心ください。
●“ホテル”のグレードがもたらすメリット
次に、選ぶホテルのグレードによってはより高い資産性に繋がり、ホテルを運用するにあたっての空室リスクを低減させることも期待できます。特に日本のリゾートエリアに国内外の観光客が訪れている今日、人気リゾートのホテルの稼働状況は好調を維持しており、この点を取り上げてご自身の資産を活用できる点が注目されています。もちろん、ホテルとしての価値が高いことは仲介価格にも影響すると考えられます。
上記に加えて、相続課税額圧縮や償却期間の短縮など、様々な節税メリットの可能性も考えられます。ただし、個人・法人の所有スタイルやお選びいただく物件等、さまざまな状況によって一件ずつ事情が異なるため、気になる点は遠慮なく東急リゾート担当にご相談ください。
ホテルコンドミニアムのオーナーとして享受したいメリットも見逃せない!
さて、ここまでの内容をご覧いただくとお気づきの通り、ホテルコンドミニアムについて取り上げるとなるとどうしても、「ペイバックによる維持費の負担軽減」や「不動産商品としての魅力」に話題が集中しがちな面が…。
そこで、ここからは「ホテルコンドミニアムでリゾートライフを楽しむ際のメリット」についてフォーカスしてみましょう。
●オーナーとして客室を使えるメリット
お気に入りのリゾートエリアに広がるハイクオリティなホテルの客室のオーナーになることを想像すると、やはり胸が高まるもの。自宅を構えるのとはまた違った喜びや達成感もありそうです。
「せっかくオーナーになったのだから、いつも通り観光やアクティビティをして過ごすのではなく、何もせずにこの場の雰囲気を堪能し、落ち着いたリゾートライフを満喫しよう」という新しいリゾートでの愉しみ方も見出していただけることでしょう。
多くのホテルコンドミニアムの客室は、広めのリビングやキッチンが付いているなど、中長期滞在型の仕様になっており、室内には家具類・備品などが揃った状態で分譲されるのが一般的です。そのため、きっと充実した理想のリゾートライフをお過ごしいただけるはず。
また、ホテルによってはオーナーズロッカーを用意しているケースもございます。
例えば、リゾートエリアのゴルフ場ならではの開放的なコースでゴルフを楽しんだ後にゴルフバッグや普段使わないシューズ等を仕舞っておいて次の来訪に備えたり、スキー板やスノーボードを保管しておくことも可能です。より身軽にリゾートとご自宅を行き来できるとあれば、リゾートライフがより身軽で快適になること請け合いです。
また、館内の清潔さはもちろん、備え付けのアメニティやリネン類も常に清潔な状態でオーナーさまをお迎えすべく日々運営されています。オーナーさまご自身は維持管理の手間をかけず、いつでも快適な部屋をご利用いただける点もホテルコンドミニアムのメリットです。

(画像は、「沖縄(中部) グランディスタイル沖縄読谷ホテル&リゾート」の客室。全室50㎡以上の広々空間は、使うごとに愛着が生まれること間違いなしです)
●自分が利用したい時に確実に利用できる
先にも触れた通り、昨今のリゾート地では、国内の観光客に加えて訪日外国人旅行客も増え、ホテルの予約もままならないことが多々あります。それに加え、ほとんどの宿泊施設で取り入れられているダイナミックプライシング(変動価格制)により、トップシーズンには宿泊費が割高になる点もたびたび議論の的になっています。
しかし、ホテルコンドミニアムのオーナー様の場合、3か月前の予約でトップシーズンも予約が確約でき、かつオーナー特別宿泊料金により、トップシーズンの宿泊費をおさえられるメリットが!
これはリゾートでの時間を充実させたい方にとって大きなメリットだと言えます。
●ご購入時の検討ポイントになる独自のメリット
上記のほか、空港送迎無料やゴルフ場優先枠のご提供、大浴場の無料日帰り利用、アーリーチェックイン&レイトチェックアウトなど、各ホテルが地域の特性を踏まえたり、オーナーさまの利便性を考え、独自のサービスをご提案しています。これについてはぜひ、物件を検討・吟味する際のチェックポイントにされるのがおすすめです。
参考までに2つの新規物件のホームページをご紹介いたしますので、どのようなオーナー特典が受けられるか、ぜひご高覧ください。
☆参考物件
グランディスタイル ホテル&リゾート 旧軽井沢
〜軽井沢を満喫したあとはサ活(サウナ)で整うひとときも堪能できる「サウナ付き温泉大浴場の日帰り入浴」などをご用意〜
クゥイルリゾート沖縄コンドミニアムホテル
〜プールなど充実の共用部が魅力! 周辺施設への送迎サービス(無料、事前予約制)など充実のオーナー特典が〜

(お気に入りのホテルコンドミニアムで、ぜひ理想のリゾートライフを)
注目点が満載のホテルコンドミニアムをもっと詳しく理解するために
いかがでしたか?
「別荘やリゾートマンションのように自分がホテル客室のオーナーとなり、リゾート会員権のようにホテルとして利用でき、さらに、ホテル客室を貸し出して運用することによって稼働に応じた賃料収入(ペイバック)による投資メリットも期待できる」とあっては、注目が集まるのもご納得いただけることでしょう。
一方で、いくつかのリゾート不動産の仕組みが組み合わさっているため、「興味が出てきたけれど、もっとしっかり理解して検討したい!」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、東急リゾートでは、ホテルコンドミニアムについてわかりやすく解説した動画をご用意いたしました。ぜひご高覧ください。
また、ホテルコンドミニアムについてイチから解説し、現在ご案内可能な物件や代表的なエリアの特徴等についてもおまとめしたデジタルガイドブックも公開中です。(ダウンロード無料)
ぜひこちらもご活用ください。
最後に、「この点についてより詳しい説明が聞きたい」「実際に気になっている物件があるのだけど、オーナーになったら具体的にどのくらいの予算が必要で、ペイバックでどのくらい維持費の負担が軽減されるのか、実績なども知りたい」という方には個別のご相談も承っております。どうぞ以下よりお問い合わせください。
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