楽しみ方

東急ハーヴェストクラブ南紀田辺」は、全室が太平洋を望む開放感あふれるシーサイドリゾート。関西はもちろん、関東からは羽田空港から南紀白浜空港の直行便によりアクセスしやすい施設として注目を集めています。
そんな「東急ハーヴェストクラブ南紀田辺」のレストランであるダイニング「IRODORI」では、この4月、内装はもちろんコンセプトも刷新する大きな変化がありました。今回はその内容を現地を訪れて感じた魅力を交えてお伝えします。
※本稿は2026年4月に実際に現地を訪れた際に得た情報をもとに作成しております。提供メニュー等、変更となっている場合がございます。現地の参考情報としてご覧いただけますと幸いです。なお、今回掲載しているレストラン写真は施設から提供されたものです。

コンセプトは「食の聖地巡礼」


まずは「東急ハーヴェストクラブ南紀田辺」について少し振り返っておきましょう。

東急ハーヴェストクラブ南紀田辺

(「東急ハーヴェストクラブ南紀田辺」は、眼前に太平洋が広がる波打ち際も間近なシーサイドリゾート)

紀伊半島の西側に位置する田辺湾内を見渡すように海に向かって緩やかなアーチを描いて建つ「東急ハーヴェストクラブ南紀田辺」は、類まれな眺望をはじめ、潮騒をバックにした野趣豊かな露天風呂や太平洋を一望できる広々とした大浴場の良質な天然温泉に憩うシーサイドリゾートです。
アクティビティの選択肢も豊富で、海岸線の散策やハイキングや近隣ゴルフ場でのラウンドのほか、夏になると屋内外のプールやスポーツ施設、白良浜での海水浴などを目当てに多くの方で賑わいます。

「東急ハーヴェストクラブ南紀田辺」は自家源泉の天然温泉が自慢のひとつ。良質な天然温泉は美容液のようにお湯にとろみがあり、肌の古い角質を落としてツルツルにする「美肌の湯」として知られています

(自家源泉の天然温泉が自慢のひとつ。良質な天然温泉は美容液のようにお湯にとろみがあり、肌の古い角質を落としてツルツルにする「美肌の湯」として知られています)

そんな南紀田辺は、熊野本宮大社や熊野速玉大社、熊野那智大社と那智山青岸渡寺といった名刹古刹へと続く巡礼地に繋がる世界遺産「熊野古道 中辺路(なかへち)」の最大の玄関口として知られており、平安時代には皇族や貴族たちが歩んだとされる当地の重厚な歴史には引き寄せられるようなロマンが漂います。

この「熊野古道」と並んで世界遺産に登録されているのがスペイン「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼道」です。「ヨーロッパの西端にある巡礼地と日本の熊野古道にどんな繋がりがあるの?」という声も聞こえてきそうですが、東と西の端にある両巡礼道はいずれも起源が10世紀とされ、どちらも篤い祈りや人々の願いを集める神聖な場でもあります。
そうしたことから、姉妹道として提携を結んでおり、どちらもを歩んだ人には「二つの道の巡礼者(Dual Pilgrim)」の認定と限定ピンバッジなど特典が授与される制度もあるようです。

そうしたこの地に存在する稀有な要素を掬い上げ、2つの巡礼道を“食で繋ぐ”をテーマにしたのが「東急ハーヴェストクラブ南紀田辺」のダイニング「IRODORI」です。

「東急ハーヴェストクラブ南紀田辺」のダイニング「IRODORI」。2026年4月に店内の内装デザインとコンセプトを一新してリニューアルオープンしました。囲炉裏や炭グリルのライブキッチンを新たに備え、紀伊半島ならではの恵みの山海素材を活かした多彩な和洋料理を提供しています

(「東急ハーヴェストクラブ南紀田辺」のダイニング「IRODORI」。2026年4月に店内の内装デザインとコンセプトを一新してリニューアルオープンしました。囲炉裏や炭グリルのライブキッチンを新たに備え、紀伊半島ならではの恵みの山海素材を活かした多彩な和洋料理を提供しています)

レストランのマークは「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼道」のシンボルであるホタテ貝をモチーフにしているようにも、レストランから見える夕日をモチーフにしているようにも見える意匠。コンセプトの背景となるエピソードを知ることで、思わず「ロマンチックだな」という言葉が口をついて出てきます。

レストランの奥に設えた個室にはそれぞれの巡礼道の写真を大きく展示し、コンセプトをより感じていただけるようにもしています。
こちらでは、「料理長おまかせ会席」をはじめ、南紀が誇る海の幸と山の幸を贅沢に使った至極のコース料理を味わっていただけるのですが、お料理を待ちながらこの写真をじっくりと鑑賞しつつ遥か遠くの姉妹道に思いを馳せるひと時もぜひお愉しみいただきたいものです。

ダイニングIRODORI個室

(ダイニング「IRODORI」の個室は落ち着いた色調で統一され、お食事と共に団欒を深める場としてお過ごしいただけます。お誕生日やお祝い、記念の日にご利用になるのはいかがでしょうか?)

南紀の恵みをたっぷりと味わうレストラン~夕食ブッフェ~


コース料理ももちろん魅力的ですが、三世代や小さなお子様連れ、あるいは、「自分好みの逸品で南紀田辺を味わいたい」という方にはブッフェ形式のお食事も捨てがたいもの。そうしたご意見にお応えすべく、ダイニング「IRODORI」ではリニューアルを機にさらに美味しいひと時を満喫していただけるような工夫を凝らしています。

ここからはリニューアルしたレストランの様子を感想を交えてご案内します。

「東急ハーヴェストクラブ南紀田辺」のダイニング「IRODORI」のライブキッチン。おいしいひと皿が出来上がるまでを“目で味わう”なんていかがでしょうか?

(「東急ハーヴェストクラブ南紀田辺」のダイニング「IRODORI」のライブキッチン。おいしいひと皿が出来上がるまでを“目で味わう”なんていかがでしょうか?)

レストランに入ってまず目を惹くのは中央のライブキッチン!
南紀田辺の豊かで複雑なリアス式海岸を模したタイルアートを背景に、シェフたちが炭火焼の肉料理や備長炭の囲炉裏で仕上げる季節の魚をじっくり焼きあげて提供するコーナーです。

「東急ハーヴェストクラブ南紀田辺」のダイニング「IRODORI」囲炉裏での焼き魚

(「東急ハーヴェストクラブ南紀田辺」のダイニング「IRODORI」囲炉裏での焼き魚。普段は味わえない滋味溢れる口福をお愉しみください)

4月に現地へ伺った際に味わうことができたのは鮎(アユ)。「時期にはちょっと早いのでは?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、この鮎は天然に限りなく近い環境で鮎の養殖を実践している地元企業から届いたもので、独特のクセが無いのが特徴。炭火で焼き上げたものを頬張ると、パリッと香ばしい皮の食感とふっくらとした身の舌触り、上品な香りと繊細な味わいが口いっぱいに広がります。

8月下旬ころまでは提供される予定とのことですが、状況によって別の魚が提供される可能性もあるようです。実際にお越しのタイミングではどんなお魚が味わえるのか、ぜひお楽しみに!

珍しいと感じたのは「ヒトハメ」という海藻のしゃぶしゃぶ。ワカメによく似たヒトハメは、より肉厚で、紀伊半島では春の風物詩として親しまれているそうです。お湯に通すことでトロトロとしゃきしゃき両方の食感を楽しむことができる珍しいひと品でした。
5月ごろまでの春の美味「ヒトハメ」に続き、夏、秋、冬と、巡る季節に合わせて紀伊の名物食材との出会いを演出してくれるのもダイニング「IRODORI」ならでは。
こうして当地の味や季節の味を少しずつ口にして新しい発見ができるのもブッフェ形式の楽しさのひとつですね。

南紀田辺_ダイニングIRODORIヒトハメのしゃぶしゃぶ

(ヒトハメのしゃぶしゃぶは春の訪れを味覚で感じる季節限定の逸品。ダイニング「IRODORI」では、ヒトハメだけでなく季節に合わせた“この地の美味”を味わっていただけます)

前述の「食の聖地巡礼」という意味では、魚介の旨味が詰まったパエリアやスペインのバルを彷彿する彩り豊かなピンチョスなども提供されていました。

南紀田辺_ダイニングIRODORIパエリア

(大きな平鍋で作られた目にも鮮やかなパエリア。思わず手が伸びます)

南紀田辺_ダイニングIRODORIスペイン料理

(タコとじゃがいもの組み合わせはスペイン料理でも定番の組み合わせ。パンともワインともよく合います)

そのほか、南紀の生産者が心を込めて作る素材を活かした和・洋料理、お造り・寿司・天ぷらといった数々の人気料理も揃っており、食後には素材の旨味を活かしたバスクチーズケーキや豊富なデザートが並んでいました。

紀伊半島の新鮮な海の幸は季節によって種類も豊富。訪れた日にはまぐろと真鯛のお刺身が一緒に並んでいました。当地発祥の「湯浅醤油」とともに

(紀伊半島の新鮮な海の幸は季節によって種類も豊富。訪れた日にはまぐろと真鯛のお刺身が一緒に並んでいました。「湯浅醤油」とともに)

南紀田辺_ダイニングIRODORIスイーツ

(食後のスイーツも豊富。この日はバスクチーズケーキや春らしく苺をあしらったケーキのほか、囲炉裏で炙ったお団子も提供されていました。別腹も大満足です)

ご紹介したのは春のメニューですが、季節の移り変わりに合わせてメニューも変わるので、これから「東急ハーヴェストクラブ南紀田辺」を訪れるみなさまにはきっとまた違った美味との出会いがあるはず。
ぜひその日の気分や心惹かれる逸品をお選びいただき、紀伊半島の恵みを満喫していただけたら嬉しい限りです。

南紀田辺_ダイニングIRODORIマジックアワー

(ダイニング「IRODORI」の窓から見える太平洋。水平線の向こうに夕日が沈み、ほんのわずかな時間だけ幻想的な空色が広がるマジックアワーが始まります)

大人だけの愉しみ~スペインの風を感じる逸品とドリンクで豊かな時間を~


ここからは大人だけの愉しみを。
レストラン入口に設えたバーカウンターは、紀州ヒノキを使用して田辺のリアス式海岸の地層を細部までこだわって表現した設えが印象的な落ち着いた雰囲気の一角です。

ダイニング「IRODORI」の一角にあるバーカウンターは大人の空間。フリーフローで自家製サングリアをはじめ各種アルコールドリンク等をご用意しています

(ダイニング「IRODORI」の一角にあるバーカウンターは大人の空間。フリーフローで自家製サングリアをはじめ各種アルコールドリンク等をご用意しています)

バーカウンターは、各種アルコールドリンクはもちろん、スペインを感じる一杯として「自家製サングリア」も提供していました。お好みの一杯を片手にピンチョスをつまめば、陽気な気分でお食事の時間をお過ごしいただけるはず。
一部の東急ハーヴェストクラブのディナーブッフェではフリーフロー(飲み放題サービス)でドリンク類を提供しており、ご好評いただいていますが、「東急ハーヴェストクラブ南紀田辺」でもこれを採用しています。お食事と共に、そして、「もう少しこの雰囲気の中でおしゃべりしたいな」という際に、ピンチョスのような軽めのひと口とドリンクで、充実のリゾートライフを満喫していただければと思います。

南紀田辺_ダイニングIRODORIのバーカウンターで愉しめる自家製サングリア

(自家製サングリアは当地のフルーツをふんだんに使った華やかな香りと味わいの一杯です)

お天気に恵まれた早めのディナータイムには、サングリア片手にぜひ窓の外に目を向けてみてください。ちょうど夕日が海に沈むマジックアワーにさしかかると、濃いオレンジから紫、濃紺へと移ろう幻想的な空の芸術が窓越しに広がります。
「リニューアル前と変わらないはずなのに、より感動的に思えてしまう不思議」なんて声も聞こえてくる、そんなひと時とともにほろ酔いの心地良い時間をお愉しみください。

南紀田辺_ダイニングIRODORIのバーカウンターで愉しむピンチョス

(一口サイズのパンを土台に、フレッシュな野菜やチーズ、お肉や海鮮の逸品をのせて串で刺したピンチョス。お酒とともにいただくのがスペインバルでの定番だそうです)

穏やかな波にきらめく朝日を浴びながらフレッシュなひと時を〜朝食ブッフェ~


一転して朝。爽やかな空気に満ちたレストランはディナータイムとは違った雰囲気に包まれます。
そんな時間に相応しい朝食メニューもまた、紀伊半島ならではの山海素材をシェフたちが腕によりをかけて仕上げたひと皿ばかりです。

南紀田辺_ダイニングIRODORIの朝

(朝日が差し込むダイニング「IRODORI」。ディナーとは違った爽やかで伸びやかな雰囲気です)

ホテルの朝食で欠かせないのは卵料理。ふわふわのオムレツは自分で作るのは至難のひと品ですが、ライブキッチンではシェフがリズミカルにフライパンをふるって仕上げてくれます。
この様子を見ているのも楽しいひと時。お子様だけでなく大人も見入ってしまう“プロの技”もおいしさのうち、ですね。

まずは何も付けずに口に運んでみると、濃厚な旨味が広がり、栄養がたっぷりと詰まっていることが感じられるほどのこのオムレツ。それもそのはずで、使用している卵は田辺市中辺路町にある農園から届けられていて、ストレスの少ない平飼いで育ったニワトリが産んだものなのだそうです。「大切な人に食べてほしい卵」として育った卵の芳醇な旨みを、ぜひ皆様に味わっていただきたいものです。

南紀田辺_ダイニングIRODORIの朝オムレツ

(ホテルでの朝食といえばオムレツは外せません。ふっくらとしたかわいらしい姿で、ケチャップを添えると赤が映えます。中はトロトロの絶品でした!)

南紀の海の幸といったら「まぐろ」も食べておきたいですね!
昨晩のブッフェでは、囲炉裏で焼いたお魚やご当地の季節の美味、スペイン料理の数々でお腹いっぱいになってしまって「もうちょっとお刺身も食べたかったな…」なんて思っていましたが、朝食ブッフェでお刺身と“再会”できたのですからこれを食べずにはいられません。

そのままお刺身としていただくのもいいですが、ここは「まぐろしらす丼」で。
ほかほかのご飯の上にまぐろやしらすを盛り付けて、湯浅醤油をひと回し。すると、ふんわりと香る炊き立てごはんの甘い香りとしっかりとした湯浅醤油らしい深みのある香りが漂い、朝から幸福度も上がってきます。
一緒に訪れたスタッフは、この豪華な「まぐろしらす丼」を頬張りながら「朝から満たされる!」と満面の笑みを湛えていました。外食でも食べられるものではありますが、ご飯の量はもちろんまぐろの盛り加減も自分好みに調整できるのは朝食ブッフェの嬉しいポイント。こんな贅沢なメニューなら、朝から元気満タンになること請け合いです。

紀伊半島の南東端に位置する那智勝浦港は生まぐろの水揚げ日本一を誇り、近隣の南紀田辺でもその新鮮なまぐろをいただくことができます。そんなまぐろを贅沢にも丼にしていただく…「東急ハーヴェストクラブ南紀田辺」を訪れたならぜひお試しいただきたい食べ方です!

(「まぐろ」はこの地の名物として知られ、紀伊半島の南東端に位置する那智勝浦港は生まぐろの水揚げ量日本一を誇るほど。当然、同じく紀伊半島にある南紀田辺でもその新鮮なまぐろをいただくことができます。それも、贅沢にも丼にしていただく…「東急ハーヴェストクラブ南紀田辺」を訪れたならぜひお試しいただきたい食べ方です!)

昨夜の食べ過ぎがちょっと気になる場合には、和歌山の郷土料理のひとつである「茶がゆ」で体を労わってあげましょう。お椀から立ち上る焙じ茶の甘く豊かな香りと温かさは優しく朝の体を目覚めさせてくれますよ。
紀州南高梅を添えるとシャキッと気持ちが切り替わり、さらに朝を元気に導いてくれるはず。うす塩漬けや紫蘇漬け、はちみつ漬けと種類も豊富なので、お好みの味を探してみるのもいいですね。

南紀田辺_ダイニングIRODORI朝食

(ちょっとずつ美味を盛った理想の朝和定食。こうした充実した時間もホテル朝ブッフェの愉しみ。いつもよりたくさん食べられるのは不思議なものですね)

朝食の後はロビーやテラスで少し休憩するなんていかがでしょうか?
特にテラスでは海を間近に感じ、潮騒に耳を傾けながらゆったりソファーに腰掛けたり、陽の光にきらめく水面の先に広がる水平線を眺めてリラックスする充実した時間をお過ごしいただけます。

東急ハーヴェストクラブ南紀田辺のテラス

(「東急ハーヴェストクラブ南紀田辺」のテラス。広々としており、腹ごなしにちょっと歩いたり、朝日と潮風を感じながら大きく伸びをしてみたりするのにちょうど良い空間です)

東急ハーヴェストクラブ南紀田辺で五感を満たすリゾートライフを


いかがでしたか?
リニューアルオープンした「IRODORI」は目も舌も大満足のレストラン。紀伊半島の山海の美味はもちろん、ハーヴェストクラブのレストランでも珍しいスペイン料理が味わえるようになりました。
ぜひこの機会に一度足を運んで、「東急ハーヴェストクラブ南紀田辺」でこれまでとはひと味違う悦びに満ちたリゾートライフをお過ごしください。

南紀田辺_映画のワンシーンのような夕景

(南紀田辺_映画のワンシーンのような夕景)

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