みなさん、こんにちは。
東急リゾート別荘コンシェルジュ担当の吉岡です。
リゾートマンションの購入を検討する際、初期費用はもちろんですが、ランニングコストについてもどのようなものが発生するかというのは事前に知っておきたいポイントかと思います。
今回は、そのランニングコストの中でも「管理費」と「修繕積立金」という項目について取り上げます。
【マンションの管理費・修繕積立金に含まれる費用項目とは?】
まずは、管理費、修繕積立金にはどんな費用項目が含まれているのかをみていきたいと思います。
管理費は、所有者が快適に過ごすための日常的に必要な費用を指します。例えば以下のようなものが含まれます。
・管理員人件費
・共用設備の保守維持費及び運転費
・共用部分などに係る火災保険料その他の損害保険料
・経常的な補修費
・清掃費、消毒費及びごみ処理費
また、修繕積立金もマンションを維持する、という意味では管理費と同じですが、こちらは長期修繕計画のもとに行われる老朽化に伴う大規模な修繕や不測の事故などの大掛かりな工事が必要な際に取り崩されます。主な用途としては以下のようなものが含まれます。
・壁の塗り替えや屋上の防水工事など、長期修繕計画で予定された一定期間ごとに行われる修繕の費用。
・台風や地震、火災などにより被害が発生した際に修繕を行うための費用。
その他にも車いす用のスロープを作るなど、マンションをより良くするための工事費用も修繕積立金から取り崩されます。
【リゾートマンションの管理費・修繕積立金の額は何に影響される?】
管理費、修繕積立金に含まれる項目は今挙げた通りですが、それではこの金額はどのようにして決まるのでしょうか。金額に影響を与える要素について調べてみました。
まず、金額に影響のある要素として「総戸数」、「専有面積」、「共用施設」が挙げられます。
「総戸数」については、これらの維持費は区分所有者で持分割合に応じて按分しますので、建物の規模にもよりますが、戸数が多い方が負担が分散する傾向にあります。
また、持分割合で按分するので、所有する「専有面積」によっても金額は変わってきます。同じ物件でも所有する部屋の広さによって維持費の価格は異なるという事です。
そして、“リゾート”マンションならではともいえる、温泉大浴場やプールなど、「共用施設」が充実している場合にはそれらに関する費用も維持費の中に含まれるようになります。
コンシェルジュサービスといった、共用施設の申込み受付や郵便物のお預かりサービスなど、滞在時のサポート体制が整っている場合にはその分の費用も含まれます。
上記の要素に加え、「築年数」も維持費の金額に影響します。
築年数が経過した物件は修繕箇所が増えてくるので新築時に比べて管理費が値上がりしていたり、長期修繕計画に合わせて修繕積立金の見直しが行われている場合もあります。
いかがでしたか?
管理費・修繕積立金は、物件の維持管理のためというのはもちろんですが、快適で安心なリゾートライフを過ごすために必要な費用とも言えるのではないでしょうか。
今後もよくある質問やぜひ知ってほしい不動産用語をご説明していくので、「この言葉を解説してほしい」「この不動産用語がよくわからない」などのご希望があれば東急リゾート、別荘コンシェルジュまでお気軽にお問い合わせください。