皆さんこんにちは。別荘コンシェルジュの村瀬です。
リゾートを身近に感じながら、セカンドハウスの生活や移住生活を満喫している方にお話を伺う「Villaの達人」シリーズ。千葉県の鴨川に移住し、サーフィンや釣りを楽しみながら、東京の会社にテレワークで勤める佐々木さんにお話を伺いました。2020年4月から物件を探し始めて、8月には転職と共に移住された佐々木さんの体験をご紹介します。
夫婦でサーフィンが趣味 毎週東京から通っていた鴨川のサーフスポットに念願の移住
―リゾート地でテレワークをしながら、趣味のサーフィンを楽しむという今の生活を検討し始めたきっかけを教えてください。
毎週土日はサーフィンをしに鴨川などの房総エリアに行っていて、そのころからずっと海沿いに住みたいと考えていました。
そして、今の妻と結婚の話をしていた時に、もう家を買ってしまおう、ということになりました。
ちょうどコロナも後押しみたいな形になって、リモートワークが始まったので、「完全にリモートワークができる会社なら、海沿いに住むことも現実的になるんじゃないか」と考えるようになりました。
―実際、物件を探し始めてから購入まではどれくらいの期間だったのでしょうか?
2020年の4月から家探しを始めて、同じタイミングで転職活動も始めました。
内定がもらえることになって、じゃあ、ということで家の購入を決めたのが8月ぐらいです。
―すごいですね、家を探すだけではなく、転職活動もあわせて4ヶ月で実現されたのは結構大変だったのでは?
そうですね、かなり気合いは入っていましたね(笑)。
友人たちからも心配されるくらいのスピード感でした。ただ、サーファー仲間たちには拠点が出来ると思われたのか「お、いいね。」みたいな反応が多かったですね。
海の目の前は絶対条件 将来を見越して病院や学校もチェック
―物件の購入に至った決め手を教えてください。やはり海が目の前、ということですか?
はい、いつも東京から行っていたメインのサーフポイントが目の前にあったのが決め手ですね。
あとは、鴨川もけっこう田舎なんですけど、その中でも比較的便利なところにこのマンションがあったので、ここに決めました。
―鴨川に絞って物件を探されていたんですか?
最初は館山や富津なども見てみましたが、生活のしやすさを考えて自然と鴨川に絞られていきました。
病院が近くにあったり、将来子供が出来た場合に学校が近くにあるかどうかというのを調べていましたね。
-最初からマンションをお探しだったのでしょうか?
実は最初は一戸建てをメインで考えていました。ただ、探しているうちに、海の目の前にあるような土地は空きがないっていうことが分かったんです。あっても生活に困るようなところくらいしかなくて。
あとは塩害ですね。一戸建てだと結構維持費が上がっちゃうみたいなので、その辺も考えてマンションを探すようになりました。
海は絶対に見える所が良い、っていうのは妻と意見が同じだったので、そこを譲れない条件として探していたら結果マンションになりました。
―物件や周辺環境の情報収集は、どのようにされていましたか?
まあネットはもちろんですが、サーフィンでもともと毎週鴨川には通っていたので実際に見て回ったりしましたね。
あと、サーフィン仲間に鴨川出身の人がいて、色々聞きました。海沿いのマンションの情報とか相場とか、金額の話はネットや知人からよく聞いてましたね。
―事前の情報収集にはかなり力を入れていらっしゃったんですね。不動産業者にご相談されるときには、ある程度自分たちの中では決まっていたということでしょうか?
そうですね、大体この辺に住みたいな、というのはあったので、あとは物件さえよければというところでした。それでこのマンションを見た時にはもう、「ここだな」って思いました。あと、妻が担当の深井さんを気に入ったのも大きかったですね。頼んだことに一生けん命、誠実に取り組んでくれてるというのをすごく感じました。
僕も営業をやっているので、営業マンとの関係っていうのも気にしてました。深井さんはふわっとした雰囲気ですが、聞いたこととかにもスピーディーに対応してくれましたし。連絡の頻度もガツガツしていなくて、ちょうどよかったです。
人生がグッと変わった 人の温かさに触れられて、毎日非日常を感じられる生活
―ありがとうございます。では、こちらでの普段の生活サイクルなども教えてください。
月曜日から金曜日は、9時から18時まで仕事していますね。朝は6時に起きて、すぐカーテンを開けて波の様子をチェックします。波が良ければ6時半とか7時から入って、1時間くらい仕事前にサーフィンをして、って感じですね。
波がなかったり、波があっても風がなくて暖かいな、っていう日は釣りです。妻と僕、最近釣りにハマり始めたんです。すぐ近くに釣りのポイントもあるので、釣った魚を朝そのまま食べたりっていうような生活です。
18時に仕事が終わると、料理したり家事したりと自分の時間が増えましたね。通勤や会食ってこともなくなったので。家を買ったのに、お金を使うことが減ったので経済的にも助かってます。
寝る時間も早くなったし、疲れがたまりにくくなったと思います。
もともと体を動かすのは好きなので、肉体的な疲れはあまりストレスではないのですが、仕事などでの精神的な疲れってありますよね。
ここに引っ越してからは人生がグッと変わりましたね。
―実際に生活をされてみて、プラス面とマイナス面を教えてください
プラスのところはやっぱり自分の時間が増えたというところ、あとはずっと東京にいた自分が良い意味で田舎に来て、人の温かさに触れられて、毎日非日常を感じられるところですね。
以前は土日しかできなかったサーフィンが毎朝できるというのもそうですし、後は、釣りをしてたら地元の漁師さんからお魚もらうこともあるんです。手のひら二つ分くらいの大きなサバを20尾くらいもらったりして、食べきれないよね、って周りにおすそ分けしたりとか。人の温かさに触れられるのは、すごくいいと思います。
困るところっていうのは、やっぱり都会が好きって人には苦しいと思いますね。コンビニ行くにしても車で5,6分かかります。ちょっと牛乳が切れた、ってときでもどうする?我慢する?って感じです。
外食するところも少ないのでそのあたりの不便さはやっぱりありますね。
入ってくる情報量も違うなとは感じてます。
流行りとか今のカルチャーがどうなっているかって、東京にいたら探さなくても自然と目に入ってきていたりしますよね。あんまりニュースとか新聞とか見るような方ではなかったんですけど、最近はすごく気にするようになりましたね。
後は、塩害ですね。夏ごろ引っ越してきて、今(※インタビューは2021年2月に行っています)はもうボルトとかナンバープレートとか、結構さびてきてますね。結構車の維持費が上がっちゃうんじゃないかと思ってます。だからそういうところも不便なのかな、海沿いじゃなければ大丈夫かなとも思うんですけど。
この先何をやったら後悔しないかを考えてまずは行動してみる、実践してみると意外となんとかなります
―またもう一度その鴨川で物件探すということになったら、どういったところに気をつけられますか?
(奥様に聞いて)ここ以外で考えるなら、一戸建てがいいそうです。
リフォームも考えているのですが、マンションだとやはり制約が出てきますね。
自分たちの好きなようにするにはやはり戸建ての方がいいかなと。
ただ、鴨川のマンションは全部見たと思いますがここが一番気に入っています。景色もいいし、広さとか築年数とかも比較的新しいので。
―最後に、自分の趣味が1番楽しめるところへ移住したい、別荘を持ちたいという方にアドバイスを頂けますか。
アドバイスですか、そうですね、自分は結構気合いを入れたというか、転職活動だって成功するかわからないのにやって、家の方も結構積極的に探しました。
この先何をやったら後悔しないのか、何を一番したいのかって考えて、ちょっと一歩踏み出して内見行ったりするといいと思います。ネット上で見てるだけはなく、実際その場に行ってみて、話を聞いたりすれば、ちょっと現実味を帯びてきます。まずは、その活動をする勇気ですね。
実際に生活してみたら、意外となんとかなります。僕なんかは結構若いし、妻もまだ25なんですけど、若くても出来ているってことは、たぶんもっと年収の高い方とか、30代くらいで仕事をバリバリやっている方とかなら、僕たち以上にいい物件とか、色々できることも増えると思うので、そういう人たちは、一歩踏み出す勇気を持ってもらえたらいいと思います。
今はもう親も気に入ったのか、こっちに遊びに来て、部屋から海を見て「うわー」とか言ってるんですよ。もともと父と母が海の近いところの出身なので、抵抗感とかもない感じですね。
あと釣り好きの友人やサーフィン仲間も毎週泊まりに来ています。今週も来るんじゃないかな。
このマンション、一階にサウナとか大浴場があるんですけど、(友人が)そこに行っては「俺はここを保養所だと思ってる」なんて、よくわからないこと言ってます(笑)
ここに住んでから僕たちも生活を楽しめていますし、周りの人たちも楽しんでくれていますので、不幸になった人はたぶんいないと思います。
いかがでしたでしょうか?今回は、鴨川に移住した佐々木さんにお話を伺いました。
リゾート地で仕事と趣味を両立することの魅力と、ご検討の皆様へのアドバイスなど参考になる部分はありましたでしょうか。
自分が希望するライフスタイルにはどんなエリア、物件が良いのかなど、ご相談はお気軽に別荘コンシェルジュまでお問合せください。