ホテルコンドミニアムのすゝめ第1回では、ホテルコンドミニアムの仕組みや近年注目されている理由、利用時や所有にあたっての特徴などを紹介しました。それを踏まえ、今回は、日本国内で市況が活発な沖縄にフォーカスを当て、選ばれる理由やここならではの過ごし方、具体的な物件についてご紹介いたします。
沖縄のホテルコンドミニアム〜その歩み、選ばれる理由とは?〜
国内屈指の南国リゾート「沖縄」。一年中温暖で、シュノーケリングやダイビングに代表されるマリンスポーツやゴルフといった多種多彩なアクティビティはもちろん、「沖縄美ら海水族館」や「国際通り」のような観光名所巡りに加え、マンゴーやシークワーサーのような新鮮で濃厚な南国フルーツ、琉球時代の宮廷料理をルーツにしたものや、郷土料理の味とアメリカ文化が融合したものなどの沖縄料理等、豊かな魅力に満ちています。
国内外の観光客から高い人気を誇っているのはご承知の通り。実際に、コロナ禍で一時的に観光客の減少はあったものの、今では賑わいも戻り、2025年6月に発表された「令和6年度 沖縄県入域観光客統計概況(沖縄県文化観光スポーツ部観光政策課)」によると、2024年の年間観光入込数は990万人を超えるほどになっているようです。この背景には、2020年3月に那覇空港「第二滑走路」の稼働が開始したことで、年間発着回数が拡大し、国内観光客にとって「アクセス機会が増えたこと」も少なからず影響しているものと考えられます。

(空の青と海の青が交わる水平線を見渡す爽快な景色を目にすれば「沖縄に来たな!」という実感もさらに高まりそう(「STORYLINE瀬長島」客室バルコニーより))
そんな観光地として常に高い支持を得ている沖縄だからこそ、ホテルコンドミニアム市況も好調です。
東急リゾートでは、恩納村の「カフーリゾートフチャクコンド・ホテル」を皮切りに、今まで11棟・1,000戸以上の新築分譲販売*の実績がございます。(*2025年11月現在)
もちろんオーナー様それぞれのお考えがあるものですが、取引実績が多い理由は主に以下の3点が挙げられるでしょう。
沖縄のエリアポテンシャルの高さによる期待
沖縄のホテルコンドミニアムを選ぶ理由として真っ先に挙がるのが、「ここが沖縄だから」ということ。
先述の通り、国内外を問わず多くの観光客が訪れることから、同じ「観光目的で訪れる」と考えた時には「ハイシーズンの沖縄は宿泊予約が取りづらく、価格も高くなりがち」という点に対し、「ホテルコンドミニアムのオーナーになれば、所定の期間でのご予約で確実な利用ができ、しかも通年オーナー特別料金で済む」という妙味があります。
さらに、ご自身の利用をメインに考えた時に、「冬には暖かい場所でのびのびと日々を過ごしたい」「花粉症の原因が少ないとされる沖縄に拠点を持ちたい」「飛行機の本数が増えたので、2拠点生活気分を味わいたい」といったモチベーションのほか、「猛暑の都心から逃れ、海風が通り開放的な沖縄で夏を満喫したい」といった“イマドキ”なご希望を挙げる方もいらっしゃいます。
ある程度のペイバックが見込める状況
次に沖縄のホテルコンドミニアムを選ぶ理由として挙げられるのが、ホテルコンドミニアムのオーナーとしては「人気のエリアだから、客室として貸し出すとしても高い需要が見込めるだろう」という期待です。
これは、「多くのホテルコンドミニアムのペイバックシステムとして、自分が所有している客室の稼働ではなく、ホテル全体の稼働から客室ごとに利益を割り戻しているのも、自室の稼働だけに頼らない安心感がある」という“ホテルコンドミニアムの特徴”と密接に繋がる点と言えるでしょう。
前回の記事でもご紹介しましたが、別荘やリゾートマンションと違い、ホテルコンドミニアムには「ホテル客室運用によって稼働に応じた賃料収入(ペイバック)が得られる可能性がある」という特徴があります。この賃料収入は物件や時期、ホテル稼働率など各種要素によって変動しますので、それらの要素が魅力的であったり、需要の確度が高ければ自ずとペイバックの可能性も高まるもの。
特に、「夏休みや長期の連休時のような世の中的に宿泊施設への需要が高まる時期はむしろ行く予定がない」といった方からすると、ペイバックが見込めて維持費の軽減に繋がる、という部分にも魅力を感じて沖縄を選ぶ、というわけです。
利回りが良ければキャピタルゲイン(売買差益)を期待した資産所有のひとつに
沖縄のホテルコンドミニアムを選ぶ理由の3つ目に挙げられるのは、キャピタルゲインの可能性に魅力を感じる、というもの。
不動産全体で言えることですが、人気のエリアでニーズも高い物件の場合、購入時の価格よりも売却時の価格の方が高くなる現状事例もあります。沖縄のホテルコンドミニアムの場合も同じで、前述のようなリゾートエリアとしての求心力の高さとそれに伴うホテル需要、ホテルブランドの評価の高さなどによっては、もしも物件を手放すことになったとしても仲介価格が下落しづらいと予想され、「取引ケースによってはキャピタルゲインも期待できるのではないか」といった中長期的な見通しから沖縄のホテルコンドミニアムを選ぶオーナー様もいらっしゃるようです。
沖縄のホテルコンドミニアムでの過ごし方
次に、沖縄のホテルコンドミニアムのオーナーになった場合、どのような過ごし方ができるのかについて、先輩オーナーの声も含めてご紹介しましょう。
沖縄でバカンスも暮らしも両方楽しむ過ごし方
〜中長期滞在にぴったりなキッチン付き物件のメリットを実感〜
まず、沖縄のホテルコンドミニアムには、中長期滞在にぴったりなキッチン付きの物件が多い傾向があるため、「ここで暮らすような過ごし方ができる」とのお声を多く頂戴します。
あるご夫婦オーナー様は、「ホテルでは特に何もせずのんびりプールサイドやお部屋で過ごし、お天気がいい日は観光地ではないところをドライブして過ごすのがここでの楽しみ方。地元のレストランや近隣の飲⾷店だけでなく、地元スーパーで買った沖縄食材を客室のキッチンで料理して暮らしを満喫している」といったお話しを聞かせてくださいました。
続けて、「滞在期間が長くなると地元レストランのテイクアウトで中食したり、キッチンで自炊することが多くなる」というオーナー様のご意見も。実際に過ごしてみるとキッチンの有無は満喫度を左右する重要なポイントだったことがうかがえます。
「キッチンで料理したお食事を見晴らしのいいバルコニーでいただく」とのオーナー様の体験談には、思わず「ステキ!」と声が上がるほど。海を臨む完全プライベートレストランでゆっくりと食事を味わう、なんて体験はここでしかできない贅沢と言えそうです。
この他、一部のホテルコンドミニアムでは、客室に洗濯機を完備したり、共用部にランドリーがあったりしますので、滞在期間が長かったり、マリンアクティビティや施設のプール、ゴルフなどを楽しんだ後にお洗濯をすることもできるのも「ホテルコンドミニアムならでは」の過ごし方。洗剤や洗濯したものをオーナーロッカーにしまって置いておく方もいらっしゃるようで、次の来訪時にはより身軽に訪れられることから、「ここでの暮らしもだんだん日常に馴染んでいっている気がする」といったお声もあるようです。

(たとえば、「HIYORIオーシャンリゾート沖縄」のキッチンスペースはこんな様子。もちろん食器類も備えています)
沖縄で充実のワーケーションを楽しむスタイル
〜オーナーズロッカーがあるから、着替えや仕事道具のパソコンなど最小限の荷物でリゾートへ〜
他方、コロナ禍以降のライフスタイルやワークスタイルの変化に合わせ、「ワーケーションの場として沖縄のホテルコンドミニアムを利用している」とのご意見も多々見られます。
「プールやバーラウンジなどホテルの施設を利用したり、周辺の自然の中を散策したり、徒歩圏内で⾷べ歩きや観光を楽しみながら仕事もしている」といったオーナー様の体験談も多いよう。仕事がうまくいった時にはホテルのレストランでとびきりのひと皿を味わえば、贅沢なご褒美タイムになりそうです。
「忙しく働く中で沖縄まで行ってワーケーションなんて、時間に余裕がないとできそうにない」と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、先述の通り、飛行機の本数が増えたことで都心からのアクセスがさらに向上したため、沖縄がより“近く”感じるようになった、とのご意見も。洋服や身の回り品はオーナーズロッカーに仕舞っておけば、より身軽に沖縄の拠点に足を運ぶこともできるでしょう。
また、ハイシーズンを避けて訪れるとホテルはより落ち着いた雰囲気で、ワーケーションにはうってつけ。逆にハイシーズンに行く回数が多くなくてもその間は客室として貸し出し、賃料収入も望めるという「ホテルコンドミニアムのオーナーならではのメリット」を感じていただけそうです。
いずれのオーナー様も、「ホテルに到着したら清潔なお部屋でゆったりと寛げること」にも満足されているとのこと。掃除やメンテナンスの手間がなくリゾートでの時間を心地良く楽しめる「タイパの良さ」を感じていただけたなら嬉しい限りです。

(たとえば、「STORYLINE瀬長島」のリビングはこんな様子。あたたかみのある雰囲気にホッとできそうですね)
このほか、ベテランオーナー様であればあるほど「あえて予定を詰め込んだりせず、自然体で過ごしている」ようですが、ご友人やご親戚などを招いた時は、マリンアクティビティやゴルフ、「沖縄美ら海水族館」や「国際通り」、自然を感じる観光スポットといった沖縄ならではの楽しみを満喫されることもあるそう。
こうしてご紹介しているだけでなく、訪れる際のシチュエーションや思いつきで実に多種多様な楽しみができるのが沖縄リゾートの醍醐味。まさに沖縄は「何度でも訪れたくなる場所」であり、オーナー様のライフスタイルを彩ること間違いなしな場所だと言えます。
最近の沖縄コンドミニアム物件事情
ここまでご紹介した通り、沖縄のホテルコンドミニアムでの過ごし方は多種多彩です。未来のオーナー様であるおひとりお一人が「どういった過ごし方をしたいか?」によって、数ある物件の中から理想の拠点となる物件は自ずと決まってくることでしょう。では、実際にはどんな物件があるのかーー。ここでは、最近注目の3施設をご案内いたします。
STORYLINE瀬長島〜滑走路を望むビーチフロントならではの開放感〜
那覇空港から車でわずか10分という好立地に広がる「STORYLINE瀬長島」。
たとえば、都内でお仕事をした後に飛行機で一路沖縄へ向かってもおよそ3時間弱。到着後のアクセスも良く、3時間ほどで安心してリゾートライフを始められるのが魅力の物件です。

(「STORYLINE瀬長島」の屋外プール)
白を基調とした外観は南国リゾートのムードを高め、元気な太陽に照らされた開放的な雰囲気と爽やかな海風が気持ちを軽やかにしてくれます。施設内すべてがフォトジェニックな設えで、特にスカイラウンジや温泉スパ、オープンカフェやテラスからはダイナミックな飛行機の離発着を目の前に楽しむことができます。日中と夜間では表情が異なるのも見どころのひとつ。ぜひ、ここでしか見られない光景をお楽しみください。

(あたたかみのある白を基調とした「STORYLINE瀬長島」のフロントロビー)
周辺の「瀬長島ウミカジテラス」で地元フルーツやスイーツ、お食事を味わうのも良し、ゴルフを楽しんだ後にスパで贅沢にリラックスするのもおすすめです。
こんな非日常な空間をあなたの日常に織り込んでみませんか?
ホテルコンド VIVOVIVA 石垣島〜石垣島初のホテルコンドミニアム!〜
「沖縄本島はもう何度も訪れているし、いろんなところを巡った」という方にも自信を持っておすすめしたいのが「ホテルコンド VIVOVIVA 石垣島」です。

(「ホテルコンド VIVOVIVA 石垣島」のウォーターガーデンプール)
竹富島と向き合うオーシャンフロントホテルは、天然のグラデーションを描く海を眺めながら贅沢な時間を過ごす場所。また、敷地内に原生林が広がっている、ということろもこの施設ならではです。散策すればきっと石垣島の自然をより身近に感じられるはず。ここでしか味わえない体験を、全身で楽しんでいただきたいものです。
もちろん、特典豊富なオーナーステイ(オーナー宿泊料金、オーナーロッカー設置、各種優待・割引サービスあり)も魅力で、一部の客室にはプライベートプールがあり、また、敷地中央のウォーターガーデンプールにバルコニーから直接出られるお部屋もご用意しています。

(「ホテルコンド VIVOVIVA 石垣島」の一部客室では、プライベートプール越しに一面オーシャンビューが広がり、目線の向こうには竹富島をご覧になれます)
離島ならではのゆっくりとした時の流れ、竹富島や西表島など他の島へのアクセスのしやすさなど、本島とは一味違った幅広い楽しみ方を満喫していただけるはず。
ぜひ、石垣島ならではの優雅な時間の中に身を委ねてみませんか?
☆「ホテルコンド VIVOVIVA 石垣島」について、くわしくはこちら
クゥイルリゾート沖縄コンドミニアムホテル〜沖縄の海と空と森を望む、丘上のオーシャンリゾート〜
2027年12月ごろに沖縄北部に誕生する新しい分譲ホテルコンドミニアム「クゥイルリゾート沖縄コンドミニアムホテル」は、やんばるの森とオーシャンビューの立地が魅力のリゾート。周辺には車で2分の距離にある「沖縄美ら海水族館」をはじめ、新テーマパーク、古宇利島・瀬底島などがあり、家族で過ごすのにはもってこいの場所となっています。

(「クゥイルリゾート沖縄コンドミニアムホテル」のプールエリア完成予想CG)
那覇空港から車で99分と快適なリゾートアクセスも注目のポイントですが、それに加え、バスや高速船のルートなど「訪れる旅程も楽しみになる」のもこの施設ならではです。また、那覇空港から豊見城ICまでの高速道路の延伸、通称「小禄道路」が2026年度完成予定*となっており、空港から名護までのアクセスが大幅に向上することが見込まれるのも注目のポイントに挙げられます。これなら小さなお子様連れだったり、長距離移動に不慣れな方でも安心してアクセスできそうですね。
*内閣府 沖縄総合事務局 南部国道事務所 事業概要2024

(「クゥイルリゾート沖縄コンドミニアムホテル」周辺の航空写真(2023年10月撮影))
施設内には、和食の繊細さ、西洋料理のクラシックな味わい、沖縄琉球料理のエキゾチックな魅力を組み合わせたビュッフェ形式のレストランとスペシャリティレストランの2つのレストラン、4つのプールなど、中長期滞在を想定した充実の共用施設を備えています。
たとえば、宿泊期間中はプールを楽しんだあとファイヤーピットでくつろぐ“のんびりステイ”を堪能するのも良し、1日目は「沖縄美ら海水族館」など観光して2日目は新テーマパークに足を運び、3日目はホテルで過ごすといった“沖縄満喫プラン”で充実のリゾートライフを過ごすのも良し。ホテルステイを軸に、いろんな思い出作りができそうですね!
☆「クゥイルリゾート沖縄コンドミニアムホテル」について、くわしくはこちら
ご自身の理想を叶えるホテルコンドミニアムを選ぶために
いかがでしたか?
充実のリゾートライフを過ごす上でも、ホテル客室を貸し出して運用することによって稼働に応じた賃料収入(ペイバック)による投資メリットを期待する意味でも、「沖縄のホテルコンドミニアムを検討したい!」という方が多い理由について、ご納得いただけたのではないでしょうか。
一方で、「自分がオーナーになるとしたら、沖縄のどのエリアのどんな物件を選んだらいいか?」「沖縄以外にも選択肢はあるのか?」と、さらに検討を深めていきたいと感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。
東急リゾートでは、ご案内可能な沖縄のホテルコンドミニアムをまとめたページをご用意しておりますので、ぜひこの機会にご高覧ください。
また、ホテルコンドミニアムについてイチから解説し、現在ご案内可能な物件や代表的なエリアの特徴等についてもおまとめしたデジタルガイドブックも公開中です。(ダウンロード無料)
ぜひこちらもご活用ください。
(「ホテルコンドミニアム」の仕組みやメリットがわかる、デジタルガイドブックは、上記ボタンからフォームにご入力の上、ダウンロード(無料)してご覧いただけます。)











