東急ハーヴェストクラブは、1988年の「東急ハーヴェストクラブ蓼科」開業以来、より多くの方により充実したリゾートライフをお過ごしいただけるよう、皆様のご期待やニーズを受けてさまざまな工夫を続けてきました。
その考えは、ハーヴェストクラブ会員権の種類にも反映されています。
今回は、ハーヴェストクラブの会員権の種類と「仕舞い方」を心配せずに会員権を持ち続けることができる理由について、ご紹介いたします。検討にあたり、「手放す時のイメージも持っておきたい」という方のお役に立てば幸いです。

(「東急ハーヴェストクラブ蓼科」)
3種類の東急ハーヴェストクラブ会員権、その特長とは?
まずは、東急ハーヴェストクラブの会員権の種類について、概要を整理しておきましょう。
東急ハーヴェストクラブの会員権は現在3種類の所有形態があり、それぞれの特長をギュッとひと言にすると次のように言い表すことができます。
1. 共有制:最も施設数が多い会員権。所有権を伴うため資産価値が保全される。
2. 預託制:会員権の有効期限があらかじめ定まっているので、“仕舞い支度”がシンプル。
3. 年間の権利として:プレオーナーズアニュアル会員(1年)。「ちょっと試しに入会してみたい」という方向けで、1年間単位でハーヴェストクラブを利用できるシステムです。
※預託制のお試し会員制度でプレオーナーズ3年会員もございます。
※なお、施設ごとに「共有制」「預託制」「年間の権利として」と購入できる会員権の種類は決まっています。
いずれも「おひとりお一人が理想とするリゾートライフを満喫していただけるように」との想いを込めて、施設やそこでの過ごし方といった「ご利用の際の充実感、使い勝手」はもちろん、「将来、売却や相続など、会員権を『仕舞う時のこと』になったら?」といった点も考慮して、より安心してニーズに合った会員権をお選びいただけるよう設計しています。
では、ここからはぜひ皆様が気になる種類から順にご覧ください。
選択肢が多く、将来のご売却等も視野に入れるなら、おすすめは共有制
先述にて「最も施設数が多い会員権」とご紹介した「共有制」。
ハーヴェストクラブの大半の施設は「共有制」を採っており、例えば、2027年3月開業予定の「東急ハーヴェストクラブ草津&VIALA」や2024年11月に仲介取引が始まった「VIALA鬼怒川渓翠」も「共有制」の施設となっています。

(「VIALA鬼怒川渓翠」の客室露天風呂)
その他の「共有制」の施設は、東急ハーヴェストクラブ会員権販売ページ内で「契約条件から探す」のうち「共有制」にチェックを入れると一覧で表示されますのでぜひお試しください。
☆条件等を指定して施設を見つける
仕組みとしては、会員の皆様と東急不動産が、東急ハーヴェストクラブの土地(一部は定期借地権等)と建物の不動産所有権を共同所有する形の会員権で、所有権を不動産登記するので資産価値が保全され、譲渡や相続も可能となっています。
そうしたこともあり、「いまはリゾートライフを満喫して、将来は売却や子ども達への相続も考えたい」という方におすすめです。
とはいえ中には、「どうやって売却すればいいのか分からないし、何だか難しくて手間もかかりそう」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。そこで、東急リゾート(株)では、ご売却のご相談・サポートも承っています。
もう少し詳しくご紹介しましょう。例えば、ある会員様がご売却の相談に来られたとします。
もしこの会員様が「今の会員権は売却したいが、実は別のハーヴェストクラブ施設の会員権もほしい」とおっしゃる場合にはお買替えについて、「今回は売却だけしたい」という場合はご売却について、ご希望をお伺いし、買主様との仲介取引をサポートしております。
近年のハーヴェストクラブの仲介市場は活発で、仲介市場の価格も安定傾向にあります。詳しくは「最多仲介取引数を更新する一方で、ランクイン&取引実績にも傾向が! 〜東急ハーヴェストクラブ2024年下半期、2024年度の会員権動向と取引施設ランキングをご紹介!〜」でご紹介していますので、ぜひこちらも参考にご高覧ください。

(2024年下期取引物件ランキング1位は、「東急ハーヴェストクラブ軽井沢」。この施設もやはり「登録制」に…)
なお、現在は「登録制」の物件が増加傾向にあり、施設によってはすぐにご案内ができない場合がございます(2025年6月現在)。こうした登録制の物件については、ご入会希望の方にご登録いただき、順番にご案内してまいります。もし、気になる物件がある場合はお早めのご相談がおすすめです。
やめたい時に会員権を売却する手間をかけたくない方には、預託制もおすすめ
「会員権の有効期限があらかじめ定まっているので、“仕舞い支度”がシンプル」とご紹介した「預託制」。
これは、東急ハーヴェストクラブの中でも「不動産所有を伴わず、利用する権利のみを取得する」タイプの会員権です。
預託制の特長は、主に以下の3点が挙げられます。
①施設ごとに会員権有効期間が決まっている
②価格の内訳に預託金が含まれており、預託金は退会時(または据置期間終了後)に無利息・無配当にて全額返還される
③年間のランニングコストは年会費のみ
※償却保証金は入会時のものを毎年償却します(償却保証金の制度はRESERVEシリーズのみ)
要は、施設毎に定められた会員権有効期限まではホームグラウンド施設も相互施設もご利用いただけて、会員権有効期間満了後は預託金を会員様に返還してクラブは解散となるため、会員権を売却するといった“仕舞い支度”をしなくてすむ、というわけです。
会員権有効期間満了時(または退会時)に預託金をお戻しすることになるため、「返還された預託金を別の施設の会員権を購入する際の資金にする」といった使い方ができるので、「まずは預託制の施設の会員権で入会してみようか」とご検討になる方もいらっしゃるようです。
ただ、預託金の返還については、預託金据置期間が設定されている場合は据置期間満了時となります。その点はどうぞご注意ください。なお、預託金据置期間中は退会時に預託金は返還されませんが、仲介でのご売却は可能です。
預託制の物件の例は、RESERVEシリーズの「RESERVE京都東山」や、「東急ハーヴェストクラブ山中湖マウント富士」が挙げられます。その他の預託制の施設は、HPの販売施設のページリンクし、契約条件から探すの「預託制」にチェックを入れると表示されますので、ぜひ気になる施設がないか一度ご覧になってみてくださいね。
☆条件等を指定して施設を見つける

(東急ハーヴェストクラブ京都東山 In THE HOTEL HIGASHIYAMA)
「試しに入会してみたい!」という方には、期間限定のプレオーナーズがおすすめ
東急ハーヴェストクラブのシステムを実体験を通して理解したり、「本当にお気に入りの施設」を選ぶべく各地を巡って特長や使い勝手を確かめたり、「短期間だけ気軽に利用してみたい!」という方には、「プレオーナーズ」もおすすめの選択肢です。
先述した「預託制」にプレオーナーズ3年会員が、「年間の権利として」にプレオーナーズアニュアル会員(1年)が該当し、3年間限定または1年毎に更新ができる会員権として、期間内は本会員様と同じくハーヴェストクラブ会員としてホームグラウンド施設はもちろん、相互施設もご利用いただけます。
●プレオーナーズ<3年会員>とプレオーナーズ<アニュアル会員(1年)>の違いとは?
プレオーナーズ<3年会員>
・「預託制」であるため、いつでも退会可能で退会時には預託金が全額返還される
・入会金+預託金のほか、年会費が必要
・3年間、じっくり「東急ハーヴェストクラブの会員になったらどんなリゾートライフが過ごせるか、自分のライフスタイルに合った利用ができるか」を確かめられる
プレオーナーズ<アニュアル会員(1年)>
・「年間の権利」としてハーヴェストクラブをご利用いただける
・入会金と年会費が必要で、期間満了3ケ月前にお申し出がない場合は、更新(1年間)される
・少ない持ちだして1年利用してみたい、「本会員として入会しているが宿泊利用券が足りなくなる」といった場合に柔軟に対応できる
いずれの場合も、プレオーナーズから本会員にステップアップされる際には特典をご用意しております。
プレオーナーズの施設は、「東急ハーヴェストクラブ南紀田辺」を含む3施設を現在ご案内可能です(2025年6月)。
詳細はこちらをご確認ください。

(「東急ハーヴェストクラブ南紀田辺」のテラス)
変化するライフスタイルに合わせて、その時々に充実したリゾートライフを
ライフプランを描いて日々を過ごしていても、何らかの事情でプラン変更が起こり、ライフスタイルも変化する場合が考えられます。そうした中でもその時々に柔軟に対応しながらより充実したリゾートライフをお過ごしいただけるようにーー。
そんな想いを込めて、東急ハーヴェストクラブでは、ご利用についての見直しやご売却についてのご相談も承っております。
また、ハーヴェストクラブでのリゾートの楽しみ方を多様にするべく、新規開業やリニューアル、イベントなどを充実させる取り組みも続けております。こうした価値の向上に加え、ハーヴェストクラブの魅力のひとつである譲渡や相続が可能かつ活発な仲介市場による流通性の担保など、多面的なサポートによって「安心してリゾートライフが始められる環境」をこれからもご提供いたします。
「それなら、こんな場合はどうなるんだろうか?」といった疑問や、「個別の相談と一緒に気になる施設の最新情報も教えてほしい」といったご質問等がございましたらぜひ個別説明会で気軽にご相談ください。