東急ハーヴェストクラブでは、より多くの方に充実のリゾートライフをお送りいただけるよう、新しいシリーズや会員権の種類を展開しています。これによって多様な選択肢からお選びいただける一方で、ご検討中にご覧いただくパンフレットやWebページの中にはリゾート会員権ならではの専門用語やあまり見慣れない言葉が出てくることもあるかもしれません…。
そこで、東急ハーヴェストクラブで用いられる基本の用語や新しい用語までをまとめてご紹介いたします。
リゾート会員権で多用される“専門用語”
まずは、東急ハーヴェストクラブにおける「共有制・預託制」「新規物件・仲介物件」といった用語について解説しましょう。これらはリゾート会員権や不動産の話題になるとよく出てくる言葉なので、聞き覚えがある方もいらっしゃるかもしれません。
共有制・預託制とは?
東急ハーヴェストクラブには、「共有制」と「預託制」の2つの持ち方があります。
「共有制」は、東急ハーヴェストクラブの土地(一部は定期借地権等)・建物の不動産所有権を、会員様と東急不動産(株)で共同所有するシステムです。会員様も不動産の所有権を登記することで、資産価値が保全されます。
将来ご売却を検討されている場合、東急ハーヴェストクラブの「共有制」の会員権は譲渡が可能で、さらに東急リゾート(株)にて売却のご相談も承っております。また、「買取保証システム」を導入しており、一定の期間経過後は、東急不動産(株)の規定に基づき買取を保証しています。(開業後8年目〜10年目までなど施設によって期間の定めあり)
一方、「預託制」とは、預託金を預け入れることによって一定期間、施設を利用する権利を得るシステムのことを指します。会員権有効期間満了時(または預託金据置期間*終了後の退会)に、入会時に預け入れた預託金が無利息・無配当にて全額返還されます。返還に際しては、契約時に東急不動産(株)により発行する預託金証書が必要になります。
*預託金据置期間:据置期間中は、退会時に預託金を返還致しませんのでご注意ください。ただし、期間中の仲介取引でのご売却は可能です。(後述する「プレオーナーズ」ではいつでも預託金返還が可能ですが、仲介でのご売却はできません。)
どの施設が「共有制」または「預託制」になっているかは、各施設紹介ページの中の「募集概要」にてご案内しています。気になる物件やお気に入りの物件を吟味するにあたり、この点もご覧いただければと思います。
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新規物件・仲介物件とは?
「新規物件」とは、新たに会員募集が始まった施設のことを指します。
たとえば、2024年8月現在では、2024年10月23日開業予定の「東急ハーヴェストクラブVIALA箱根湖悠」「RESERVE飛騨高山」「RESERVE箱根明神平」が新規物件にあたり、売主は東急不動産(株)となります。
東急ハーヴェストクラブの全ての物件は、募集開始時には「東急ハーヴェストクラブVIALA箱根湖悠」と同様に「新規物件」として販売され、完売後には次に解説する「仲介物件」となります。
「仲介物件」とは、会員権をお持ちでご売却を希望されているお客様(売主)と、会員権の購入を希望されるお客様(買主)との間を東急リゾート(株)が仲介し、売買のご契約手続きを取り行う取引態様を採る物件のことを指します。「仲介物件」のお取引では、ご契約時に諸費用として仲介手数料*と名義書換料*が別途必要になる、というのも特徴です。
*仲介手数料:事務作業などを行う際の必要経費で、物件価格によって手数料が異なります。
*名義書換料:前の会員様から地位を引き継ぐために「名義書換」をする必要があり、その際にかかる費用です。
関連記事:会員になるにはどうすればいい? 東急ハーヴェストクラブに入会するまで
東急ハーヴェストクラブならではの基本用語
次に、東急ハーヴェストクラブでよく用いられる「ホームグラウンドと相互利用」「VIALAシリーズ」「Retreatタイプ」を取り上げます。すでにご存知の方も少なくないかと思いますが、おさらいを兼ねてご覧ください。
ホームグラウンドと相互利用
東急ハーヴェストクラブでは、入会時にどこかの施設を選んでそこの会員権をご購入いただく「ホームグラウンド制」を採用しています。
お選びいただいたホームグラウンド施設に対しては、主に以下のメリットがございます。
(1)通常の予約時、特に週末のようなご利用希望者が増えるタイミングでの予約が取りやすい
(2)ゴールデンウィーク、夏休み、年末年始などご予約が重なりやすい「特定期間」の予約の抽選に参加できる(一部施設では秋季、冬季に特定期間を設けております)
ホームグラウンド施設を決めて東急ハーヴェストクラブにご入会いただくと、宿泊ご利用券が30枚(36枚)付与され、1泊あたり1室1枚で宿泊いただけるようになります。
なお、宿泊ご利用券30枚(36枚)の内訳は、18枚(21枚)がホームグラウンド券で主にホームグラウンド施設で使用でき、残りの12枚(15枚)の相互利用券はホームグラウンド施設に加え、ホームグラウンド施設以外の全国の施設を相互利用する際に利用することができます。
※相互利用券は、ホームグラウンドでもご利用可能です。
ここで出てくる「相互利用」とは、ホームグラウンド施設以外の東急ハーヴェストクラブの施設を利用することを指します。東急ハーヴェストクラブの施設は日本屈指のリゾートエリアに広がっており、入会するとそれらも合わせて利用できる、というわけです。
この点を活かし、「通いやすく、愛着のあるホームグラウンド施設ではのんびり過ごし、家族や友人との旅行や『たまには行ったことがない場所でリゾートライフを楽しみたい』という時には相互利用の施設を利用する」といったご活用をされる会員様が多くいらっしゃいます。
「相互利用ができるならホームグラウンド選びはそれほどこだわらなくてもいい」というご意見ももちろんありますが、先にご紹介したホームグラウンドのメリットがあるため、「この施設をトップシーズンに利用したい!」と考えているお気に入りの施設がある場合は、そこをホームグラウンド施設にするのも考え方のひとつと言えます。
もちろん、それだけでなく、ご自宅からのアクセスや家族構成、愛犬や愛猫も一緒にリゾートライフを過ごしたいか、趣味、好きなエリアなど総合的に考慮するのも大切なこと。こうして解説すると、「悩ましくて決めきれない!」という場合は、ぜひ東急ハーヴェストクラブの営業担当にお気軽にご相談ください。
VIALAシリーズ
「別荘やリゾートマンションのように維持の手間をかけず、費用を抑えた商品が出せないか」「ご利用になる人たちの豊かな時間を演出できないか」との想いから、1988年に誕生した東急ハーヴェストクラブ。その後、全国の主要なリゾート地に施設を広げていく中で、リゾートライフの多様化を受け、「客室で、よりゆっくりとした時間を過ごしたい」というご要望に応えるべく、2008年に開業した「東急ハーヴェストクラブVIALA箱根翡翠」から始まったのがVIALAシリーズです。
主な特徴としては、次のような内容が挙げられます。
・ご利用料金はルームチャージ制で、予約時にお部屋のタイプを指定いただく
・客室は平均60㎡を超え、中には100㎡を超えるスイートルームもあり、広々と地域ごとの特徴を楽しめる設えや眺望が魅力
・VIALA施設の会員様の場合、ご自身のホームグラウンドはもちろん、他のVIALA施設のご予約の受付タイミングも3ヶ月前(先着順)と、ハーヴェストクラブの会員様に比べて1ヶ月前倒しになっている
(ハーヴェストクラブ 施設のご予約はみなさま同じで2ヶ月前から)
現在では、「東急ハーヴェストクラブVIALA箱根翡翠」のほか、「東急ハーヴェストクラブVIALA annex有馬六彩」「東急ハーヴェストクラブVIALA annex熱海伊豆山」「東急ハーヴェストクラブVIALA annex京都鷹峯」「東急ハーヴェストクラブVIALA annex軽井沢」「東急ハーヴェストクラブVIALA鬼怒川渓翠」「VIALA軽井沢Retreat garden/creek」の8施設が、それぞれの土地の特徴を生かしたたたずまいや寛ぎの温泉などでみなさまをお迎えしています。
また、2024年10月23日には「東急ハーヴェストクラブVIALA箱根湖悠」の開業も控えています。
Retreatタイプ
東急ハーヴェストクラブで初となる戸建タイプの「東急ハーヴェストクラブ那須Retreat」をはじめ、隠れ家という意味を持つ「Retreat」。「まるで自分の別荘で過ごすようにのびのびと過ごせる場所」を目指し、時間や周りの人の目を気にせず好きな時に好きなだけ温泉を堪能できるよう客室に半露天風呂を備えたり、地元に暮らしているからこそ味わえる新鮮な食材を楽しめるようIHコンロやオーブンレンジのあるキッチンもご用意しています。
隠れ家-Retreat-スタイルで自由が広がる過ごし方こそ、Retreatの醍醐味。
2024年現在、“Retreat”のつく施設は「東急ハーヴェストクラブ那須Retreat」「VIALA軽井沢Retreat garden/creek」の3施設がありますが、ここではぜひ、好きな時にお食事を用意したり、お部屋のお風呂にじっくり浸かったりといった、ご自身の別荘で過ごすように振る舞う、“これまでの東急ハーヴェストクラブでの過ごし方とは一味違う”リゾートライフをお楽しみください。
一方で、布団の管理やお部屋のお掃除といった「別荘でのひと仕事」にあたる諸々の用事は東急ハーヴェストクラブの施設スタッフが行うので、「別荘オーナーには憧れるけれど、維持できるかが心配…」という方にもきっとご安心いただけることでしょう。
最近登場した東急ハーヴェストクラブの用語
最後に、近年デビューした「RESERVEシリーズ」と「プレオーナーズ<アニュアル会員(1年)>」についても触れておきましょう。
RESERVEシリーズ
コロナ禍以来、リゾートの楽しみ方が変わりつつあることはみなさまも感じておられるところでしょう。そうした中で、「人気の観光地やホテルリゾートを、もっと身近な存在として楽しんでほしい」という想いから生まれたのが、東急ハーヴェストクラブの『RESERVE』という新たなシリーズです。これは、厳選したホテルの客室をハーヴェストスタイルで楽しんでいただく、という発想から生まれたハーヴェストクラブ、VIALAに続く新しい試みです。
その、記念すべき第1弾が「RESERVE京都東山」。以降、国内外の観光客に人気の「RESERVE飛騨高山」や、2023年に惜しまれつつ閉業した「東急ハーヴェストクラブ箱根明神平」をリニューアルしてnolブランドとしてオープンした「nol hakone myojindai」のうち10室をリザーブしてご用意した「RESERVE箱根明神平」というように施設数も増えており、地域の特徴や施設の環境を活かしたユニークな取り組みで会員様をお迎えしております。
プレオーナーズ<3年会員>とプレオーナーズ<アニュアル会員(1年)>
「プレオーナーズ<3年会員>」は、約3年間(入会日から3年後の12/31まで)、オーナーとして東急ハーヴェストクラブでのリゾートライフを体験いただくべくご提案しているもの。募集価額の内訳には入会金と預託金が含まれ、ランニングコストは年会費のみ、預託金は退会時に全額返還される、預託制の一種という仕組みとなっています。
「気になる施設をホームグラウンドに3年くらい使ってみて、本入会するか吟味しよう」という方や「まずは3年程度利用できればいいかな」「東急ハーヴェストクラブのオーナーになるってどんな感じだろうか?」とお考えの方にご好評いただいています。
一方、2023年に誕生した「プレオーナーズ<アニュアル会員(1年)>」は、入会金と年会費のみで丸々1年間、東急ハーヴェストクラブをご利用いただける新しいご提案です。
預託金がないため、一度に複数口の所有もご検討いただきやすいことから、法人の方が、「福利厚生の一環として東急ハーヴェストクラブを使ってもらっているが、社員数が増えたので『宿泊ご利用券』の枚数が足りなくなってしまった!」ということで補助的にご検討されるほか、個人の方でも「希望のホームグラウンドが複数あるので、四季を通して利用してみて最終的に決定したい」という方にご好評いただいています。
「プレオーナーズ<3年会員>」も「プレオーナーズ<アニュアル会員(1年)>」も、「本会員と同様に東急ハーヴェストクラブをお楽しみいただける」というのが最大の共通点となっています。
【本会員と「プレオーナーズ<3年会員>」「プレオーナーズ<アニュアル会員(1年)>」との共通点まとめ】
(1)本会員と同じ枚数の「宿泊ご利用券」を受け取れる
(2)全国に広がる東急ハーヴェストクラブの施設を相互に利用できる
(3)ホームグラウンド施設では予約の優先権があり、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始の「特定期間」に利用する場合の抽選にもエントリーできる
※なお、2024年8月現在、ご案内できる施設についてはHPをご確認ください。
また、プレオーナーズ・プレアニュアル会員から本会員へのステップアップをご希望の場合には、各ハーヴェストクラブの本会員販売価額にステップアップ特典をご用意しています。詳しくはHPをご覧ください。
用語以外の疑問を解決するために、個別相談会を活用してみませんか?
いかがでしたか?
会員様にとっては、「このシリーズはこんな特徴があったのか」という気づきの一助に、現在ご検討中の皆様には少しでも東急ハーヴェストクラブに親しんでいただく機会になれば幸いです。
「用語は理解できたけれど、東急ハーヴェストクラブの仕組みや利用方法、気になっている施設についてもっと詳しく知りたい」という方には、個別説明会を随時開催しております。
営業担当が東急ハーヴェストクラブの全体像をご説明したり、ご興味を持っていただいた物件について詳しくご説明しておりますので、お気軽にお問い合わせください。