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(この記事は2021年5月21日に更新されました)

みなさん、こんにちは。
東急リゾート別荘コンシェルジュ・大森です。
快適なリゾートライフを続けるために。ランニングコストにも配慮を理想の別荘と出会い、いよいよあなたは別荘オーナー。お気に入りの空間で、夢に描いた別荘ライフのスタートです。

——そんな憧れのひと時を想像しながら別荘をご検討の方の中には、「別荘を維持するためのランニングコスト(必要経費)」が気になるというお客さまも多いはず。

伸び伸びと快適なリゾートライフを過ごすためにも、早い段階でどんな費用項目があるか事前にチェックしておきたいですね。

そこで、今日は「別荘購入後の維持費」について、ご紹介していきたいと思います。

■別荘の維持管理。管理体制や物件のタイプによって違いも

お庭の手入れ、街路樹の整備などもランニングコストのうち「別荘の維持費」といっても様々なものがありますが、ここではまず「別荘を快適に利用するための手入れやメンテナンス費用」についてご紹介したいと思います。具体的には、「管理費」や「修繕積立金」といった項目が代表的です。

この維持費ですが、大きくは「一戸建て別荘」と「リゾートマンション」「ホテルコンドミニアム*」で項目が異なったり、さらに管理体制によっても「必須となる費用」と、「備えておきたい費用」に違いが出てきます。
※「ホテルコンドミニアム」は物件ごと、国内外の違いなどによって、その仕組みや特徴が異なります。この記事では、「沖縄のホテルコンドミニアム」について解説しています。

では、憧れのリゾートライフをいつまでも愉しむための費用とは具体的にどんなものがあり、それはどう使われるのか、少し詳しく紐解いていきましょう。
※別荘を所有している間の税金に関しては「税理士が教える!最低限知っておくべき別荘に関する税金について」にてご説明しておりますので、併せてご確認ください。

– 管理体制のある別荘地の場合

管理体制が整っていて、別荘地内をパトロールしたり管理人がいるような別荘地の場合、多かれ少なかれ「管理費」を徴収されることがあります。これは、別荘所有者がご自身で行えないような別荘地の景観を保ったり、オーナーの皆さまの別荘ライフを快適なものにするためのお手伝いをするものです。

また、一戸建て別荘のオーナーとしては、お庭ほか建物の周辺に雑草などが生えてしまった場合の伐採や、壁面や屋根の補修などの費用についても予め備えておきたいものです。別荘地によっては「環境整備費」などの項目名で任意の追加サービスとして扱われている場合もあるようです。

– 管理体制のない別荘地に一戸建て別荘がある場合

基本的には、別荘やその周辺の環境を保つ責任はオーナー様ご自身が担うスタイルとなります。そのため、徴収されることはありませんが、別荘地の一戸建て同様、必要な費用は前もって準備しておいて頂く方が安心でしょう。

もし、別荘探しの中でお目当ての物件がこういった環境で見つかったら、ご案内した営業スタッフに「別荘の維持管理を業者に依頼することができるか?」といったことを、事前に確認してみるといいでしょう。

– リゾートマンションの場合

リゾートマンションの場合は、まず、「管理費」が徴収されます。

これは、マンション棟の敷地内において、オーナー全員が利用する大浴場や廊下など共用部の清掃費やエレベーターなどの設備点検費など、別荘ライフを快適に過ごすための細かな手入れを管理業者に代行してもらう場合に支払います。

さらに、きたるべき大規模修繕に備えて準備する「修繕積立金」が徴収されるのが一般的です。これは、日々の管理というより、外壁や手すりなどの塗り替えや機械式駐車場や給水ポンプなどの設備関連のメンテナンス、外構の補修など、棟全体に関わる修繕工事を行うために用いられます。

– ホテルコンドミニアムの場合

沖縄のホテルコンドミニアムの場合は、リゾートマンションを購入した場合と共通する項目としては「管理費」、「修繕積立金」があります。

上記以外には「ホテルコンドミニアム管理費」、「資産管理業務費」がかかります。
「ホテルコンドミニアム管理費」はホテルとしての適切な運営を目的として、管理・運営を実施する「ホテル運営会社」に支払う費用になります。
具体的な内容としては、ホテル運営の企画や敷地内植栽の維持管理、ホテル共用部分の清掃など。ホテルとしての運営もあるため、リゾートマンションよりも高頻度に、また綿密に行われています。

そして「資産管理業務費」を、資産管理会社に支払います。
オーナー様に支払われるペイバックの金額は適切か、資産としての価値が維持されるような健全な運営が行われているか、を管理してもらうための業務委託費用になります。

このようなホテルコンドミニアムの維持費を「ペイバック」と呼ばれる賃料収入で軽減できるのがホテルコンドミニアムの特徴の一つです。
そのペイバックの仕組みや特徴については「【ホテルコンドミニアムとは?】『ペイバック』の種類と仕組みについてご説明します」にてご確認ください。

■ 憧れのリゾートライフを、いつまでも愉しむために

来荘の費用も見越した別荘選びも別荘ライフを続けていくうえで事前に考えておきたい費用もあります。

例えば、来荘のための交通費は代表的なものといえます。お車でお越しの場合はガソリン代や高速道路の利用料金を、公共交通機関をご利用の場合は運賃や、最寄駅からのタクシー利用料を、それぞれ“楽しい別荘ライフのためのランニングコスト”として見込んでおきたいものです。

また、普段の生活でも必要な光熱費は、別荘でも必須のランニングコストです。

ただし、別荘ならではの準備や心構えをしておきたいものです。
例えば、高原型リゾート地の場合、場所によっては秋口ごろから暖房をご利用になることもあります。ほかにも、冬場には凍結による水道管の破損を避けるため、水抜きをするなどの手入れが必要となりますが、これを業者に依頼するなら、事前にどのくらいの費用がかかるのか確認し、その分の費用を準備しておく方が安心です。

いかがでしたか?

別荘探しの際には想像しなかったランニングコストもなかにはあったかもしれませんね。こうした点を事前に知っておけば、理想の別荘候補の中から1つを選ぶ際の“選定条件”として活用できる、というものです。

このように「別荘ライフをスタートさせなければ気づかなかった」と思う細々とした項目を含め、別荘ライフを長く快適に過ごすために考えておきたいお金の話は、「別荘購入の契約とお金の話」におまとめしています。

リスト化された費用項目表は、物件タイプ別に「それが必要かどうか」を確認でき、さらに、チェックボックスを利用して「準備ができているかどうか」振り返って確認することもできるようになっています。
簡単な登録ですぐにお手元にダウンロードでき、実際に理想の別荘を購入したあとにもご利用頂けるので、ぜひご活用いただければと思います。

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中には、別荘コンシェルジュによる“別荘ライフを快適にするためのアドバイス”もご紹介していますので、ぜひそちらもご参考にご高覧ください。

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※本記事の情報は、公開当時のものです。以降に内容が変更される場合があります。

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