旅先で過ごすホテルは、ホッと安らいだり、英気を養ったりする大切な場所。選ぶにあたっては、観光地へのアクセスの良さやアクティビティ施設との近さもさることながら、お部屋の広さやお料理の内容、温泉の有無、あるいは眺望など、さまざまに「大切にしたいポイント」があるものですね。もちろん、「せっかく日常から少し離れた『ホテルでの滞在』なのだから、その場所全体が醸し出す雰囲気が心地よく、特別なものであってほしい」といったご要望もあるかと思います。
そこで今回は、「東急ハーヴェストクラブで見つけた素敵なデザイン」と題し、各施設で見られる特徴のある「意匠」「インテリア」「伝統技術」をご紹介します。きっと、これまでとは一味違った視点で東急ハーヴェストクラブを楽しむきっかけになるはず。ぜひ最後までお付き合いください。
「自然と人間の共存と調和」を基本理念に、各エリアの“個性”をお伝えする
日本を代表するリゾートエリアに展開する東急ハーヴェストクラブでは、「自然と人間の共存と調和」を基本理念に、訪れる皆さまにエリアごとの原風景や魅力を感じていただけるよう施設ごとのテーマを掲げています。
たとえば、「東急ハーヴェストクラブ熱海伊豆山&VIALA」なら「海と緑の調和」。「VIALA鬼怒川渓翠」なら「渓谷の自然をリゾートに取り込む」といった具合です。すでにそれらの施設を訪れたことがある方なら、テーマを聞くと、「ああ、なるほど。確かにそんな感じだったな」と思い起こしていただけるのではないでしょうか?
それでは、各施設ごとにさまざまなこだわりを持つ「意匠」「インテリア」「伝統技術」を以下にご紹介します。
意匠が光る、東急ハーヴェストクラブの2施設
東急ハーヴェストクラブ京都鷹峯&VIALAに設えた「欄間」
「東急ハーヴェストクラブ京都鷹峯&VIALA」のテーマは、「京都ならではの風雅を堪能する」。
しょうざんリゾート京都内に佇むこの施設では、そのテーマ通り、国内外の観光客が集う京都の喧騒から離れ、四季折々に表情を変える庭園の彩りを愛でたり、涼やかな川のせせらぎに安らいだりして、古都・京都らしさが体感できるようになっています。
目に入るあらゆる光景に「古都の雅さ」が感じられる「東急ハーヴェストクラブ京都鷹峯&VIALA」ですが、特にエントランスロビーに足を踏み入れる際にはぜひ目線を上に。その先には、美しい「格子欄間」が広がっています。
職人の技が光る意匠の精巧さは思わず息を呑むほど。また、窓の向こうから差し込むやわらかな自然光が欄間の透かしを抜けて生み出す陰影の妙はなんとも言えない美しさです。
最近は和室のない住宅が増えたこともあり、「欄間」を間近に見る機会も減少しています。だからこそ、こうした機会にじっくりとご覧いただきたいーー。そんな光景です。
VIALA鬼怒川渓翠のレストランを飾る「大谷石の壁面」
2022年12月に開業したVIALA単独施設「VIALA鬼怒川渓翠」からも、こだわりの「意匠」をご紹介しましょう。
ポストコロナやニューノーマルといった、それまでとは違ったライフスタイルが根ざす中で、「新しいリゾートスタイル」をご提案すべく誕生した「VIALA鬼怒川渓翠」。雄大な自然に溶け込み、悠然と寛ぐことができる空間作りでありながら、Wi-Fiを完備したり、防音仕様の「テレワークブース」もご用意することで、「ワーク(働く)とバケーション(休暇)を融合させた、ワーケーション」の場所としてもご利用いただけるよう工夫を凝らしています。
そんな中でご注目いただきたい「意匠」は、「レストラン「炅(けい)」に設えた大谷石でできた壁面です。
大谷石とは、宇都宮で採掘される石材のこと。全体的に落ち着いた印象ながら、独特な風合いがおもしろく、自然物らしい素朴で味のある雰囲気が魅力です。壁面では珍しく「縦に積んだ」加工をしているのもポイント。こんな空間でいただくひと皿は、きっといつも以上に味わい深いはずですね。
インテリアを楽しむ、東急ハーヴェストクラブの3施設
次は、館内のインテリアから、素敵なデザインを見ていきましょう。
東急ハーヴェストクラブ那須の“一点もの”の家具
まずご紹介したいのは、「東急ハーヴェストクラブ那須」です。御用邸に隣接する広大な敷地に広がる複合リゾートタウン<東急那須リゾート>内の一角に広がるこの施設。敷地内の源泉から湧き出る良質な温泉を打たせ湯や寝湯などで愉しむ内風呂や、天然温泉と森林浴でくつろぐ露天風呂などスパ棟が充実しており、これを目当てに「東急ハーヴェストクラブ那須」をホームグラウンドにしている会員様も少なくありません。
そんなスパ棟の中でも、オイルボディトリートメントやフェイシャルトリートメント、ヘッドスパが受けられる「ハーバルスパNASU」に設えた「タトゥーベッド」は、その装飾をじっくりと見ていただきたい逸品。世界三大銘木のひとつである「チーク」材を使用したベッドには、バリの職人が1台、1台絵付けしており、柄も全て異なる“一点もの”です。
東急ハーヴェストクラブ熱海伊豆山&VIALAのモダンな客室に温かみを与える自然木のランプ
木の温もりを感じさせるインテリアということであれば、「東急ハーヴェストクラブ熱海伊豆山&VIALA」のランプもぜひ注目いただきたい逸品です。
基本理念に「自然と人間の共存と調和」を掲げる東急ハーヴェストクラブの各施設では、「木」を取り入れた調度品の数々が特徴のひとつになっていますが、そんな中でも、「東急ハーヴェストクラブ熱海伊豆山&VIALA」の客室のランプは、唯一無二の木の造形を生かしたデザインが特徴的。
灯りをともすとユニークな造形が光に照らされてより立体的になり、目を楽しませてくれること請け合いです。
東急ハーヴェストクラブ軽井沢&VIALAの有田焼と軽井沢彫りの食器
「東急ハーヴェストクラブ軽井沢&VIALA」からは、こだわりの什器をご紹介しましょう。
雄大な浅間山を望む眺望と、隣接する「軽井沢タリアセン」の豊かな緑や塩沢湖の自然が美しい上質なリゾート「東急ハーヴェストクラブ軽井沢&VIALA」。ここでご覧いただきたいのが、「新樹朝食膳」で使用されている和食器の有田焼です。料理長自ら、器屋さんや窯元に赴き、アイディアを出し合いながら作り上げた食器の数々は、お料理の味をより引き立てる名脇役です。
一方、洋食に用いるプレートもこの土地ならではの「軽井沢彫り」の逸品揃い。繊細で華やかなデザインが特徴とされる「軽井沢彫り」はどこか懐かしいモチーフが魅力です。地元の美味が彩りよく盛り付けられたひと皿と合わさった様子は写真に撮って残しておきたい美しさです。
VIALA鬼怒川渓翠で蘇る“使われなくなった”食器たち
「VIALA鬼怒川渓翠」で使われている食器たちは、誰かに語りたくなるストーリーを秘めています。
ここで使われている食器の中には、東急ハーヴェストクラブの各施設で大切に使われてきた食器のうち、ひびが入るなどして使用が難しくなったものを集めて金継ぎやエイジング加工を施して甦らせたものも少なくありません。
「VIALA鬼怒川渓翠」のレストランでお食事の際には、控えめに光る金色にもぜひ目を向けてみてくださいね。
地域に息づく伝統技術に囲まれる「東急ハーヴェストクラブRESERVE飛騨高山」
グルメや銘酒など、さまざまな魅力あふれる飛騨高山ですが、古くから民芸品の制作も盛んで、「飛騨家具」は愛好家も多いと言われています。そんな地に、2023年7月6日にハーヴェストクラブとして開業した「東急ハーヴェストクラブRESERVE飛騨高山(以下、RESERVE飛騨高山)」の施設内には、随所に飛騨高山に受け継がれる伝統技術が取り入れられています。
特に客室の家具や小物、インテリアには、飛騨家具や飛騨牛革、山中和紙などが用いられており、館内にはそれらホテルで用いられている伝統技術を紹介するギャラリーも開設しています。
「RESERVE飛騨高山」での滞在は、この地に息づく伝統技術を身近に感じるひと時になるはずですよ。
【会員権販売開始】新たな施設「東急ハーヴェストクラブRESERVE飛騨高山」の魅力とは?
土地ごとに感じられる多様な魅力を愉しむのもリゾートライフの醍醐味
いかがでしかたか?
東急ハーヴェストクラブの各施設には、訪れてからお帰りになるまでのひと時の中で新しい発見や心躍る出逢いができるよう、細部にもさまざまなこだわりが散りばめられています。特に、軽井沢や蓼科、箱根や那須のように同じエリア内に複数の施設がある場合は、今まで知らなかった土地の魅力をいろんな切り口でお伝えできるように工夫を凝らしています。そうしたところにご注目いただきながら各施設を巡ると、今までとは違ったより奥深いリゾートライフをお過ごしいただけることでしょう。
また、リゾートライフの拠点となる場所を探す際に、「内装は和のテイストの方が落ち着きそう」や「南国のリゾートにいるような気分を味わいたい」など、あなたがリゾートライフに求めるさまざまなことをお聞きしながら、全国に広がる東急ハーヴェストクラブの施設の中からご希望に沿った施設をご提案する個別説明会も随時開催しております。
より充実したリゾートライフをお過ごしになる上でのきっかけも見つかるはず。ぜひ、お気軽にご相談ください。