エリア情報

若葉が輝くこの季節は、空気が清々しく、遠出をしたりドライブを楽しむのにぴったりです。自然の恩恵を受けて心を開放したくなりますね。さらに、訪れた先で温泉に浸かったり芸術やパワースポットにも触れられたら、尚幸せ。今回は、そんな贅沢な願いを叶えてくれるエリアに注目します。自然とアート、そして“癒し”で、いつの時代も人々を魅了する箱根のご紹介です。

夏は避暑地、冬は温泉。年間を通して飽きさせないリゾート地

箱根という地名の由来は、「神々が降臨した」と伝えられる駒ケ岳など、いくつもの山々が連なる箱根連山に囲まれていることがもとになっているのだとか。箱根連山に囲まれた内部が“へこんだ箱”のような地形だから、「箱根」と呼ばれるようになったと言われています。たしかに、箱根の大自然が織りなす風景は美しく、そして厳か。「神々が降臨した」と言われても不思議ではないほど、神聖な雰囲気を漂わせています。

東海道新幹線と箱根登山鉄道に乗れば、都心から95分。東名高速道路を利用すれば車でも良好なアクセスの箱根。夏は避暑地として、冬は温泉で疲れを癒す場として、古くから多くの人に愛されてきました。また、美術館やレジャー施設も多彩に揃うため、年間を通して訪問客を飽きさせることがありません。

関東屈指のパワースポット、箱根神社

箱根を訪れたらぜひ立ち寄りたいのが、箱根神社。この神社は2400年ほど前、関東における山岳信仰の一大霊場となって以降、関東総鎮守箱根大権現として尊崇されています。鎌倉時代に源頼朝が深く信仰してからは、関東の武将たちの崇敬を受けるようになり、今では関東屈指のパワースポットに。
心願成就や開運厄除にご利益があり、近隣の九頭龍神社と箱根元宮とともに三社参りをする人が多いようです。
高台に位置する箱根元宮からは、天候がよければ富士山を望めることもあり、神社のご利益とともに絶景のパワーもいただけます。
箱根神社が位置する芦ノ湖エリアは、春は新緑、夏は花火、秋は紅葉、冬は湖面に映る逆さ富士など、絶景スポットを愉しめるリゾートエリア。江戸情緒豊かな「箱根関所」や「旧東海道杉並木」など、歴史や文化探訪にもおすすめです。散策に少し疲れたら、箱根芦ノ湖遊覧船に乗って、芦ノ湖を一望し、雄大な富士山をゆったりと観賞するのはいかがでしょう。

多くの文人が愛した、歴史ある箱根の名湯

芦ノ湖から車で10分ほどの位置にある芦之湯は、江戸時代から続く名湯の里です。ここは江戸から明治にかけて、勝海舟や瀧廉太郎、志賀直哉など多くの文人や著名人が集いました。

箱根にはほかにも多くの温泉街があり、箱根火山の麓から中腹まで、各所に温泉が点在。芦之湯温泉をはじめ、箱根湯本温泉、塔之沢温泉、宮ノ下温泉など計7ヶ所の名湯は、総称して箱根七湯と呼ばれ、それに10ヶ所の名湯が加わると箱根十七湯に。実に多くの温泉が存在し親しまれているのです。

印象派、陶磁器、ガラス工芸など、個性豊かな美術館

箱根といえば、さらに注目すべきは美術館の数。町全体の景観が美しく洗練されている箱根ですが、そこに自然と溶け込むようにさまざまな美術館が存在します。たとえば、約9,500点におよぶコレクションで知られるポーラ美術館は、モネやルノワールなどの印象派を中心とした西洋絵画や、黒田清輝など日本の洋画や日本画、またはアール・ヌーヴォーのガラス工芸や化粧道具などを収蔵。美術館そのものの建築も見事で、ガラスがふんだんに使われた透明感あふれる空間に身を置くと、それだけで深いリラックスを得られます。
箱根で最も歴史ある美術館は、昭和27年に創立された箱根美術館。東洋と日本美術の陶磁器を公開しており、大人の落ち着きを漂わせるスポットです。敷地内の庭も素晴らしく、約130種類の苔と200本のモミジによる「苔庭」や、「萩の道」「竹庭」などがあり、四季折々の景観を楽しめます。苔庭に面した茶室「真和亭」で、お抹茶と季節の和菓子でひと息つくのもいいかもしれません。
絵画や陶磁器の世界に触れたあとは、エレガントな宝飾とガラス工芸を鑑賞するのはいかがでしょう。アール・ヌーヴォーとアール・デコの時代を駆け抜けた作家、ルネ・ラリックの作品を約1500点収蔵し、約230点を常設展示している箱根ラリック美術館は、女性に特に人気のスポット。絢爛豪華で斬新なデザインのジュエリーや香水瓶、花器などは、眺めているだけで心躍ります。

絶景を楽しめるさまざまなドライブコース

見どころが多く、あちこちに足を延ばしたくなる箱根ですが、やはり何よりも自然を楽しみたいというかたにはドライブがおすすめです。有料道路の「MAZDAターンパイク箱根」は、沿線には約1,000本の桜が植樹されており、春は桜のトンネルを駆け抜けることができます。別称の「箱根ターンパイク」という呼び方のほうに馴染みある人も多いかもしれません。「箱根ターンパイク」では、毎年初夏に1年に1日限定で自転車で走ることができる「箱根ヒルクライム」が催され、全国から大勢のロードレーサーが集います。

芦ノ湖の絶景を堪能したいのであれば、全長10.7キロの「芦ノ湖スカイライン」がおすすめです。スカイラインの中間地点には、標高1030mの展望スポット「杓子峠(しゃくしとうげ)」があり、箱根で随一の富士山の山景が望めます。夜になると沼津市街の夜景が広がり、ロマンティックな雰囲気が漂います。

杓子峠と三国峠間は、メロディーぺーブで心躍るドライブを

また、「杓子峠」と、もうひとつの展望スポット「三国峠」の間に設置されているメロディーペーブも、走行すると心躍るひとときを過ごせるはず。上り車線の約310mの区間で、窓を閉めて一定の速度で走ると、車内で童謡「ふじの山」のメロディーが聞けるという体験ができるのです。これは、道路にさまざまな間隔で溝を作り、その上を車両が通過すると音楽が聞こえてくる仕組みで、ドライバーへの注意喚起と安全で楽しいドライブを提供しています。
芦ノ湖スカイラインから静岡方面へ少し寄り道したいのであれば、「三島スカイウォーク」に足を延ばしてみましょう。ここは日本最長の吊り橋で、箱根西麓には歩行者専用の吊り橋もあります。橋の上からは富士山や愛鷹山 三島沼津市街、駿河湾、奥には伊豆半島まで見渡せて、爽快感に溢れています。

繁忙期の渋滞と、冬場の路面凍結には注意

ドライブに最適な道がたくさんある箱根ですが、ひとつ気を付けなければいけないことがあります。それは、渋滞について。箱根は国道1号線での移動が基本のため、抜け道が少ない地域です。そのため、平日でも宿泊客のチェックインやチェックアウトの時間帯、または日帰り客が帰る夕方頃は、箱根湯本から大平台あたりまで渋滞が起こることがあります。2015年3月に、渋滞緩和のため、小田原と箱根湯本間に通行料不要の小田原箱根道路が開通しましたが、週末や祭日、年末年始や大型連休の時期は特に渋滞が起こりやすいため、余裕をもったスケジュールを組むことをおすすめします。もしくは、箱根山内では電車やバスで観光を楽しむなど臨機応変な態勢が望ましいでしょう。

さらに、冬の時期は路面凍結にも注意が必要。箱根の山間部にあたる芦ノ湖や仙石原、強羅近辺に車で行く場合は、冬用タイヤがおすすめです。山間部は標高が700m前後と高いため、朝晩の冷え込みが厳しく路面凍結の心配があるのです。

安全性豊かな大規模リゾート地「東急箱根明神平別荘地」


自然や芸術、レジャーなど、リゾートライフを満喫するための要素が豊富に揃う箱根には、快適で安全性豊かな別荘が多く存在します。たとえば、「東急箱根明神平別荘地」は、「雄大な自然環境と快適なリゾートライフの融合」がテーマの、総面積59.4万㎡総区画約520区画の大規模リゾート地。昭和38年に東急不動産株式会社が開発し、昭和40年に分譲がスタートしました。別荘地内にはふたつの源泉が湧出しており、いつの季節も四季折々の美しい自然が楽しめるよう、環境美化や整備が徹底されています。

高級別荘地の雰囲気漂う風格ある町並み

箱根登山鉄道強羅駅から車で約10分。東名高速の御殿場I.Cからは約16キロ、小田原厚木道路の箱根口I.Cからは約12キロで、国道138号線沿いに位置します。

敷地内のシンボル的街区は「萩山エリア」で、風格ある町並みはまさに高級別荘地の雰囲気が漂います。

気取ることなく、多彩な休日を堪能できる上質リゾート


また、敷地内に佇む会員制リゾートホテル「東急ハーヴェストクラブ箱根明神平」も、実に魅力的です。落ち着いた雰囲気が特長の本館を中心に、離れ風に設けられた東館・南館合わせて全39室の客室を備えます。

 館内の露天風呂付き大浴場「山桜の湯」は、箱根十七湯のひとつ宮城野温泉が源泉で、肌に柔らかなアルカリ性単純温泉。別荘オーナーは、これらの施設をはじめ、テニスコートや屋内の温泉プールも特別料金で利用が可能です。

一度訪れれば、誰もが好きになるであろう箱根という町。この土地で別荘ライフを楽しむとしたら、心の高揚が止まらないはず。大自然の恵みに抱かれながら、アクティブにもアーティスティックにも。気取ることなく、多彩な休日を堪能できる上質リゾートです。

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