皆さんこんにちは、別荘コンシェルジュの村瀬です。
ハワイでリゾート物件をお探しの方が出会うであろう「コンドミニアム」と「ホテルコンドミニアム」という表現。この2つの似た言葉の違いを、皆さまはきちんと把握されていますでしょうか?
今回は、そんなコンドミニアムとホテルコンドミニアムを、両者の特徴を比較しながらご紹介します。
それぞれの特徴を捉え、皆さんの理想のリゾートライフ実現にお役立てください。
コンドミニアムとは?
日本で分譲マンションと呼ばれているものが、ハワイでいうコンドミニアムに近いものです。
リゾートエリアは共用施設が充実している物件が多く、プールやジム、ゲストルームやパーティースペース、バーベキュー施設のほか、なかにはシアタールームやゴルフシミュレーションルームを備えた物件もあります。
お部屋もマンション同様、キッチンや独立したベッドルームを備え、長期滞在に向いています。
バケーションレンタルが可能な物件なら、利用しない期間を宿泊施設として貸し出すこともできます。
バケーションレンタルとは
自分が使わない期間を月単位で貸し出せる仕組みです。これにより賃料収入を得ることで、維持管理費の軽減ができます。
不特定多数の出入りを制限することを目的として、物件やエリアによって、バケーションレンタルを行う場合の最低貸出期間が、30日以上、180日以上といった形で定められています。
なお、貸し出しには賃貸借契約の締結が必要になります。
※2022年4月26日に、バケーションレンタルの最低貸出日数を90日以上とする法案がホノルル市で可決されました。これにより施行から猶予期間の180日を加えた2023年4月以降、一部エリアを除く地域でのバケーションレンタルは、最低貸出日数90日以上となります。詳細は「東急リゾート コンサルティング営業部」にお問い合わせください。
ホテルコンドミニアムとは?
ハワイで開発と分譲が盛んな「ホテルコンドミニアム」。
分譲ホテルであり、ホテルの一室を販売し、オーナーが利用しない期間はホテルとして運用、利益の一部をオーナーにペイバックするという形態です。
客室は物件によって様々ですが、一般的なホテルに近いキッチン無しのものもあれば、キッチンや独立した寝室を備えたコンドミニアムに近い特徴のものもあります。
ホテルなので、フロントサービスも受けられますし、客室オーナーだけが利用できるラウンジや宿泊料の割引といった特典もあります。
東急リゾートで取り扱っているハワイのホテルコンドミニアムはこちら
コンドミニアムとホテルコンドミニアムの違い
コンドミニアムの場合は物件によって貸し出しも可能なため、この2種の不動産商品は混同されがちです。しかし、この両者には異なる特徴がありますので、ここでは別荘としての「利用」と「運用」面に分けて、比較しながらご紹介します。
利用面の違い
ご自身で利用することを考えると、以下のような違いがあります。
お部屋の改装 | 清掃・備品、設備等管理 | 宿泊の予約 | 宿泊料金 | |
コンドミニアム | 可 | 要 | 不要 | 不要 |
ホテルコンドミニアム | 不可 | 不要 | 要 | 要※ |
※ホテルコンドミニアムの宿泊料金は、一般の宿泊者と異なるオーナー優待の料金になる場合が多く、物件によっては宿泊料が無料の場合もあります。
コンドミニアムは日本の分譲マンションと同様、ご自身のお好みにリフォームをすることができますし、貸し出し中の期間を除いてご利用に予約は必要ありません。このように自由度が高い一方、管理会社に委託する場合(別途費用要)を除いて、利用時の清掃や家具、専用部分、設備等の管理はご自身での実施になります。
ホテルコンドミニアムは、原則ホテルとしての貸し出しが前提となりますので、家具や内装は既存のものになり、オーナーでも利用には予約が必要です。家具や内装、設備の管理は経年等の損耗に関してはホテル側が修繕等を負担してくれるのでご自身での管理は不要。利用の予約に関しても、一般の宿泊客に先駆けて予約ができるので、利用したい日は事前に伝えておくことで確実に利用できます。
運用面の違い
宿泊施設として運用するという面でも、以下のような違いがあります。
管理会社の選定 | 貸し出しの期間 | 宿泊施設としての備品・設備等管理 | |
コンドミニアム | 要 | 制限あり | 要 |
ホテルコンドミニアム | 不要 | 1日単位で可能 | 不要 |
コンドミニアムは宿泊施設として貸し出す場合は、ご自身で管理するか専門の管理会社と契約する必要があります。
宿泊料金の受け取りや、集客のための広告、鍵の貸し出しと返却の対応、備品・設備の事前事後の確認など、宿泊施設として運用する手間は多くあり、海外であるハワイの場合は、管理会社に委託されるケースが多いです。
一方で、自由に宿泊料金を設定できますし、リフォーム等を通した魅力付けによって、想定より多くの収入を得られる可能性もあります。
ホテルコンドミニアムの場合は基本的にホテルの運営会社がそのまま宿泊対応等を行います。事前に貸し出し可能な日(利用しない日)を申告しておくことで、その分は自動的に宿泊施設として運営されます。そのため1日単位での貸し出しが可能で、宿泊料の設定はホテル任せになるものの、いわゆる「空室リスク」が低く、ほとんど手間なく宿泊施設として運営することができます。
いかがでしたでしょうか?今回は混同されやすいハワイの「コンドミニアム」と「ホテルコンドミニアム」の違いをご説明しました。
理想のリゾートライフを実現するためには、このような不動産商品の特徴をしっかりとつかむことも大切です。
ハワイでどんなリゾートライフが送りたいのか、そのためにはどんな物件があっているのか、なかなか決められないという方のご相談も、コンサルティング営業部までお気軽にご相談ください。