みなさん、こんにちは。
リゾートSTYLE編集部です。
これまで何度かご紹介させていただいたマレーシアは、財団法人ロングステイ財団が調査・発表する「日本人がロングステイしたい国ナンバーワン」に13年連続で選ばれている人気国。2020年の先進国入りを目指した都市開発も順調に進んでおり、今後ますます不動産市場の活性化が期待されています。
中でも首都のクアラルンプールは、公共交通機関が発達しているため観光地へのアクセスもよく、旅行客も多く訪れるエリアです。日本人や日本企業もマレーシアで最も多いため、別荘購入先として安心と感じられる方も多いようです。
そこで実際にマレーシアの不動産を購入したら、どんな物件でどのくらいの費用になるのか、あるご家族を例にシミュレーションしました。
今回、マレーシアの別荘購入を検討されているのは鈴木様(仮名)ご夫婦です。ご夫婦の希望条件から、以下のような物件をご紹介させていただきました。
【今回の希望条件】
・予算:6,000万円程度
・資金計画:一部ローンを利用
・利用予定人数:夫婦での利用をメインに考えているが、友人も誘って楽しみたい。
・利用頻度:シーズンや年末の長期休暇などは、マレーシアで過ごしたい。
・希望種別:コンドホテルかコンドミニアムを考えている。
・やりたいこと:観光がメイン。マレーシア国内に限らず、東南アジアを巡るなどアクティブに過ごしたい。
・理想:2年後の定年退職に向けてマレーシアでの別荘生活を楽しむのが目的だが、もし気に入ったら永住も視野にいれておきたい。そのため、住むことをイメージしやすいエリアならなお理想的。
【おすすめのエリアと物件】
おすすめのエリア:クアラルンプール
鈴木様に最もおすすめしたいエリアは、やはり首都のクアラルンプールです。公共交通機関が発展しているため国内の移動が容易で、観光やショッピングにも便利です。マレー半島の南北をつなぐマレー鉄道は、国内だけでなくタイやシンガポールまでつながっているので、気軽に海外へ足を伸ばすこともできます。さらに国際空港も車で1時間程度の位置にあるため、アクティブに活動したい鈴木様の拠点としてうってつけといえるでしょう。
また、近代的なビルが立ち並ぶクアラルンプールは、マレーシアの中でも生活水準が高いエリアであり、日本での過ごし方と大きな差が出にくいのもポイントです。鈴木様のように将来的な移住も検討している方にとっても、特におすすめです。
おすすめの物件:アスコットスター・KLCC・クアラルンプール
別荘を拠点にアクティブに過ごしたい鈴木様には、まずは管理や清掃の手間が少ないホテルコンドミニアムがおすすめです。不在時はホテル側が管理してくれるうえ、滞在時はいつでもホテルランクのサービスが受けられるので、現地に到着したその日から快適な別荘ライフをお楽しみいただけます。
ホテルコンドミニアムなら、自分が利用しない期間は所有する客室をホテル運営会社に委託することでホテルとして運用できるため、一戸建てやコンドミニアム等の居住用物件と比較すると、手間も負担も少なく所有することが出来ます。
利用面を見てもこちらのホテルコンドミニアムはキッチン付きのため、ホテルならではの安心感を享受しながら「暮らすように過ごす」ことも可能です。
そんなホテルコンドミニアムの中から今回鈴木様におすすめしたのは、クアラルンプールの中心部に当たるクアラルンプール シティ センター(以下KLCC)にて、2021年夏に誕生予定の最新ラグジュアリーホテルコンドミニアム「アスコットスター・KLCC・クアラルンプール」。最寄のKLCCセントラル駅までは徒歩でわずか5分程と近く、国際空港までも車で1時間程度。移動にかける時間も労力も最小限に抑えられるため、その分観光をたっぷりと楽しめます。
もしマレーシアが鈴木様に永住の地としても気に入っていただけるようであれば、ここを拠点に理想の町、物件を探しに行くことも出来ます。
徒歩圏内には「アベニューKショッピングモール」や「スリアモール」といったショッピングセンターがあるほか、2019年中にはアスコット社が手掛けたモールもいよいよオープンします。
アスコットスター・KLCC・クアラルンプールは、世界でも著名な「アスコット」が提供する高級ブランテッドホテルのため、充実したアメニティとハイクオリティなサービスが魅力です。自分たちの利用はもちろん、友人に利用してもらううえでも気兼ねなくお楽しみいただけることでしょう。
購入時に必要な費用について
鈴木様が気に入ったユニットの物件価格は、約220万リンギットでした。このホテルコンドミニアムを購入するうえで、実際にはどのくらいの費用が必要になるのでしょうか。支払先別に見てみましょう。
物件名:アスコット・スター・KLCC・クアラルンプール
間取り:約77平米 1+1bedroomタイプ(LDKと隣接する就寝スペース、主寝室)
物件価格:約220万リンギット
総額:約240万リンギット ※2019年4月時点で約6,480万円(1リンギット=約27円)
〈内訳〉
▼支払い先:売主
売買代金:約220万リンギット
支払いターム
・申込み時:約1万
・契約時:約45万リンギット(約20%)
・ドア・窓枠設置時:約55万リンギット(約25%)…工事完了済み ※工事完了済みの箇所については契約時に支払い
・電気・ガス配線設置時:約22万リンギット(約10%)…工事完了済み
・外壁・内壁工事完了時:約22万リンギット(約10%)…工事完了済み
・下水設備工事完了時:約11万リンギット(約5%)…2019年7月予定
・排水設備工事完了時:約5.5万リンギット(約2.5%)…2019年8月予定
・道路工事完了時:約5.5万リンギット(約2.5%)…2019年9月予定
・引渡し時:約55万リンギット(約25%)…2021年2月予定
※マレーシアで新築物件を購入する場合、建築の進捗に合わせて都度支払いが発生するのが一般的です。そのため契約時に頭金を払った後は、電気、外壁、排水設備など完成した部分の段階ごとに、該当部分の代金を支払う必要があります。
▼支払い先:弁護士
・取得印紙税:約1万リンギット
・外国人取得の同意取得手数料:約0.2万リンギット
・ローン申請・認可費用:約0.1万リンギット
・弁護士報酬:0リンギット ※売主選定の弁護士で、売主が費用負担。新築物件の場合はこのパターンが多い。
・登記費用:約4.5万リンギット ※入居後1~3年後
※マレーシアの銀行で融資を受ける場合、新築物件でも物件価格の90%程度が上限になることが多いです。そのため、自己資金として物件価格の10~15%を用意しておく必要があります。
▼支払い先:エージェント
・アドバイザリー報酬:約11万リンギット
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マレーシアは、新築物件は完成した部分ごとに支払いが発生するなど、物件購入までの流れが日本とは若干異なります。前もってマレーシアの不動産事情の情報を知っておくと、いざ物件を選ぶ際にもその後の流れがイメージしやすく安心です。
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