みなさん、こんにちは。
東急リゾート別荘コンシェルジュの大森です。
以前、「別荘の維持費は何がかかる? 快適な別荘ライフのために!知っておきたい購入後のはなし」という記事で、一戸建て別荘とリゾートマンションを維持するためのランニングコスト(必要経費)の話をいたしました。
今回はさらに踏み込んで、リゾートマンションならではの維持費について、詳しく見ていきましょう。
リゾートマンションでは、建物に対する「管理費」がかかる
リゾートマンションを購入する(=区分所有者になる)ことは、「専有部分」と「共用部分」の両方を所有するということとほとんど同義となります。
では、この2つの違いは、というと次の通りです。
専有部分とは?
ドア1枚を挟んでご自身が利用するお部屋(空間)のことを指します。ここの管理はご自身で行っていただくことになります。
共用部分とは?
ご自身のお部屋以外の建物・敷地全体のことを指します。
例えば、廊下やエレベーターのほか、リゾートマンションならではの温泉大浴場やプールといった部分がこれに含まれます。
ただし、所有権はあるものの「ここは私の土地!」と明確に線引きできないため、共用部分は「建物の区分所有者全員で共有する」という風に考えます。
この建物の共用部分(およそ建物全体)については、区分所有者が組織する管理組合が定めた管理会社に委託して代行してもらうのが一般的です。
管理会社は、委託内容に応じて大浴場やエントランスなどの日常的な清掃、廊下の電灯の交換、その他ちょっとしたメンテナンスなどを行います。
そのための費用として挙げられるのが、「管理費」です。
この費用は、建物の設備や広さのほか、委託内容によって変わることはもちろん、区分所有する面積に比例して高くなっていきます。
また、築年数が経つにつれ、こまめなメンテナンスが必要になってくるため、金額が割高になる傾向があります。
資産価値を維持するためにも必要な費用「修繕積立金」
管理費同様に、リゾートマンションの長期的な維持管理で必要になるのが「修繕積立金」です。
これは、配管の交換や外壁の塗り替え、屋根のふき替えといった建物全体に関わるもので、日常的な管理では対応できないことに対してかかる費用です。
建物の規模や共用設備のグレードなどによって金額は異なります。
管理組合では、10年後や20年後も快適に利用できるように「修繕計画」というものをあらかじめ立てているものです。この修繕計画に見合うだけの金額を区分所有者全員から集めておく、といったイメージです。
特に中古リゾートマンションを購入する際は、この「修繕計画」に対して、積立金が十分であるかどうか、確認しておきたいもの。
もし不足しそうな場合は、その時点の区分所有者全員で一時金として負担する必要があります。
お目当ての物件が決まったら、物件の価格だけでなく、管理費や維持費についても早めに確認をすることをオススメします。ぜひ、物件をご案内したスタッフにお声がけください。
さらに一歩踏み込んで「借地料」が必要かの確認も
リゾートマンションの中には、敷地が「借地権」で建てられているものもあります。こうした土地に建てられている場合、「土地借地料」が発生します。
管理費や修繕積立金とは別に費用が発生する物件がある場合もあるんだなぁ、と覚えておき、この文字を見たらまずはご案内したスタッフに確認していただければと思います。
まずはエリア別の管理費の目安が知りたい!
さて、ここまでお読みいただくと、「維持費の内容や、物件ごとに金額が異なることは分かったけれど、目安はどのくらいなのか知りたい」と感じる方も多いかもしれませんね。
そこで、東急リゾートでは、過去5年間に弊社が仲介したリゾートエリアの物件についての成約価額帯やボリュームゾーンと合わせて、エリア別のリゾートマンション管理費の目安などをまとめたデジタルブックをご用意いたしました。
具体的に検討をはじめるにあたって、まずは目安としてお目通しいただければと思います。
ぜひ、あなたの理想の別荘探しにお役立てください。
また、具体的に相談したいので、まずはメールで問い合わせたい、という場合は別荘コンシェルジュへのお問い合わせをご利用ください。あなたのご希望や、ご自身で気づかなかった「リゾートライフに望むこと」を丁寧にお伺いしながら、理想の別荘をご提案いたします。
安心で心地よいリゾートライフのお役に立てれば幸いです。