みなさん、こんにちは。
東急リゾート、別荘コンシェルジュ担当の吉岡です。
今回は「屋根の種類」について取り上げたいと思います。
東急リゾートのホームページでは、建物の構造について例えば「木造ガルバリウム鋼板葺2階建 」といった表記をしています。
木造 ガルバリウム鋼板 2階建
<建物の主な材料> <屋根の種類> <階数>
上記の場合、「ガルバリウム鋼板」の部分が屋根の種類を表します。「葺(ぶき)」とは屋根を覆っている、という意味です。
屋根にはさまざまな種類がありますが、今回は代表的な屋根の種類と特徴について解説します。
【屋根にはどのような種類が?】
屋根は大きく「瓦」・「金属」・「スレート」といった3種類に分けられます。
・瓦
粘土を主原料としてつくられた屋根。断熱性が高いため夏は涼しく冬は暖かく過ごすことができる点と遮音性が高い点が特徴です。
瓦屋根の場合、他の屋根材と異なり一部の瓦を固定せずに組む方法もあるため、地震や台風の後には瓦のズレを点検することが必要になりますが、基本的には耐久性が高く、メンテナンスは少なく済みます。
・金属
加工しやすくデザイン性に優れるため、複雑な形状の屋根に使われます。一方で他の屋根材に比べ、素材自体の断熱性や遮音性が低いので下地や屋根裏に断熱材や防音材を入れることで対策をする場合が多いです。近年は錆びが起きにくく、耐久性に優れた素材も登場しています。
・スレート
粘板岩(ねんばんがん)を薄く加工した天然スレートと、セメントに人工繊維などを混ぜ合わせて加工した人工スレートがあります。金属に比べ断熱性や遮音性があり、瓦と比べると安価で軽量であることから一戸建て別荘の多くで使用されています。表面が色落ちするため、10~20年経過したものは塗装しなおす必要があります。
【この名称はどの種類?】
ここまで大まかな屋根の種類についてご説明しましたが、東急リゾートのホームページでは「セメント瓦」や「亜鉛メッキ鋼板」、「カラーベスト」などの様々な表記がでてきます。そこで、これらがどのグループに入るのかまとめました。
瓦系 | 瓦 セメント瓦 |
金属系 | 亜鉛メッキ鋼板 カラー鉄板アルミニューム板 アルミ金属板合金メッキ鋼板 ステンレス鋼板 ガルバリウム鋼板 |
スレート系 | スレート 石綿セメント(板) カラーベスト(コロニアル) |
いかがでしたか?
屋根には他にも様々な種類がありますが、今回は代表的なものをご紹介しました。
建物のデザインや住み心地、メンテナンス面を考える上でも大切な要素ですので、ご検討の際はぜひ今回の記事もご参考にして物件をご覧になってみてください。
今後もよくある質問やぜひ知ってほしい不動産用語をご説明していくので、「この言葉を解説してほしい」「この不動産用語がよくわからない」などのご希望があれば東急リゾート、別荘コンシェルジュまでお気軽にお問い合わせください。