みなさん、こんにちは。
東急リゾート、別荘コンシェルジュ担当の吉岡です。
今回は「温泉」に関する用語について取り上げたいと思います。
箱根や熱海などのエリアでは、温泉付きの一戸建て別荘や温泉大浴場のあるリゾートマンションをご希望の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今回は温泉に関する用語について解説します。
【温泉に関する表示にはどのようなものがある?】
東急リゾートのホームページでは不動産の公正競争規約に基づき、温泉の有無とその物件の温泉はどのような形で利用されているか(使用形態)が表記されています。
・加温・・・衛生管理や入浴に適した温度を保つために温泉に熱を加える方法です。気温の低い冬場のみ加温する場合もあります。
・加水・・・湧出量が少ない温泉の増量や温度が高すぎる温泉の冷却のために温泉に水を加える方法です。成分の濃度が強すぎる場合、加水をして薄めることもあります。
・運び湯・・・源泉から給湯管を引き込まず温泉をタンクローリーなどで供給する方法です。この場合、下記の循環装置を併用することが多いです。
・循環装置、循環ろ過装置・・・温泉資源の保護や衛生管理のために温泉を循環させる方法です。ろ過器などを使って汚れやごみ等を除去している場合は「循環ろ過」、使用していない場合は「循環」と表記されます。
これらの使用形態を併用している物件も多く、その場合は「加温・加水・循環ろ過装置使用」と並べて表記されています。
また、上記の使用形態に該当しない場合、「かけ流し」や「天然温泉100%」と表記している物件もあります。
【温泉付き別荘、費用はどのようなものがかかる?】
・一戸建て別荘
一戸建て別荘の場合、別荘地全体で温泉が管理され管理会社から供給される場合と別荘地外の供給会社から供給される場合があります。
どちらの場合も主に以下のような費用が発生します。
購入時・・・新たに温泉を引き込みたい場合、供給元からその権利を得るために温泉権利金や引き込みの工事費用がかかります。また、既に温泉引き込みがなされ、温泉権ごと売主から引き継ぐ場合は名義書換料がかかります。
ランニングコスト・・・温泉使用料が発生します。温泉使用料は、定額を支払うことで一定量の給湯が受けられる場合と、使用した湯量によって金額が変動する場合の2通りがあります。また、温泉の権利は期限が定められている場合が多く、満期になると更新料がかかります。
物件によって売買代金に温泉権利金が含まれている場合や、温泉権の期限が異なることもあります。
・リゾートマンション
温泉大浴場のあるリゾートマンションは、ランニングコストとして温泉使用料が発生する場合があります。また、戸別に温泉が供給されるリゾートマンションでは上記の一戸建て別荘と同じように購入時に温泉権利金や引き込み工事費用が必要になります。
いかがでしたか?
ご自身にあった温泉リゾート選びの参考にして頂ければ幸いです。
今後もよくある質問やぜひ知ってほしい不動産用語をご説明していくので、「この言葉を解説してほしい」「この不動産用語がよくわからない」などのご希望があれば東急リゾート、別荘コンシェルジュまでお気軽にお問い合わせください。