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ハワイでの不動産購入への道は、まず不動産エージェントを選ぶことから始まります。不動産エージェントとは、ハワイでの物件探しから不動産購入の契約成立までをサポートしてくれる存在です。そしてこのエージェント選びは、ハワイでの不動産購入において最もこだわりたい、大切な部分でもあります。
なぜエージェント選びが大切なのか、そしてどのようなポイントを参考にエージェントを選ぶと良いのか。今回もハワイ現地にて不動産業を営む、カイナハレハワイ不動産の三田社長に詳しく伺いました。

ハワイで不動産エージェント選びが何よりも大切な理由

日本以上に不動産エージェントの選び方が重視されるハワイ。その背景には、日本とハワイでは不動産業界におけるシステムが異なるという理由が挙げられます。
日本の不動産会社では「この物件はA会社、あの物件ならB会社」というようにそれぞれ担当する物件が決まっているため、買い手がどの不動産会社を選ぶかによって選べる物件が異なります。その点ハワイはどうでしょうか。

「ハワイでは不動産会社がいろんな物件を手持ちで持っているのではなく、全ての不動産情報が一元化されています。ホノルル不動産協会という団体のもと、ハワイの不動産エージェントは皆どの物件情報にも同じようにアクセスできます。つまり、エージェントによって選択できる物件に違いがないため、一番良いエージェントを選ぶことがスムーズな不動産購入へのカギとなります。」

また日本では、不動産売買における仲介手数料は不動産会社によって金額が異なりますが、ハワイでは、買い手側には不動産エージェントに支払うべき仲介手数料がそもそも発生しません。当事者間で特別な取り決めでも行わない限り、不動産エージェントの仲介手数料は売り手が支払うことになっているため、買い手は仲介手数料なしでエージェントを利用することができます。つまり、買い手は仲介手数料を気にすることなく、純粋に不動産エージェントの素質のみに注目して選ぶことができるのです。

 

不動産エージェントを選ぶときに重視したい5つのポイント

Executive hands indicating where to sign contract

ハワイの不動産は世界的に人気が高いため、数多くの不動産エージェントがいます。その中で信頼できる、良いエージェントはどのようにして見分ければ良いのでしょうか?三田様に5つの見極めポイントを解説してもらいました。

ポイント1. 買い手の気持ちに寄り添った対応をしてくれる

「最も大切なことは、買い手の要望をしっかり聞き、買い手の気持ちに寄り添った対応をしてくれるエージェントであることです。物件の選び方は、買い手の目的によって変わってきます。もっぱら家族や友人と使う別荘として購入したいのか、それとも自分が使うのではなく投資物件として長期賃貸に出すのか。別荘として使いつつ、使わない間はレンタルに出したいという人もいるでしょう。その目的をきちんと把握し、買い手の物件に対する希望を細かく理解してくれるエージェントを選ぶことはとても大切なのです。」

また、不動産会社にて複数のエージェントがいる場合、不動産会社の方で買い手の希望を踏まえて一番向いているエージェントを選んでくれるケースもあるのだとか。海外は現地事情が分かりにくい分、買い手の気持ちを寄り添ってくれるエージェントなら、力強いパートナーとなってくれることでしょう。

ポイント2. レスポンスが早く連絡がつきやすい

「エージェントの資質という問題では、レスポンスが早く、連絡がつきやすいことが重要です。不動産市場の動きが活発なハワイでは、週末を含めいつでもマーケットが動いています。メールを送ったり留守電を残したりしても、エージェントから返事が来るのが2日後では、良い物件が市場に出てもみすみすチャンスを逃してしまうことになりかねません。買い手がコンタクトをとるとすぐ返事が来て、やり取りがポンポンとスムーズに進むというのは、ハワイの不動産購入においてはとても大事なことなのです。」

ポイント3. 途中経過や契約内容など細かい部分まで報告してくれる

途中経過をまめに報告してくれること、そして契約内容についても細かい部分までしっかり買い手に説明してくれることもエージェント選びでは重要なポイントとなります。

「14ページにわたる不動産売買の契約書には、契約成立後でも買い手側から一方的にキャンセルできる条件が複数含まれています。例えば、売買契約後に行われる建物検査で物件に致命的な不具合が見つかり、買い手が買う意思を失ったようなケースです。このような場合、買い手は契約のキャンセルが可能で、手付金も全部返ってきます。キャンセルに関する条項は、買い手側の権利を守ってくれる大切な部分なのですが、きちんと説明してくれるエージェントは多くありません。そういった部分までしっかり買い手に説明してくれるエージェントが望ましいですね。」

ポイント4. 日本語できめ細かい対応をしてくれる

三田様によれば、やはり異国の地での不動産売買では、日本語で対応できるエージェントがおすすめとのこと。

「ハワイで別荘購入を考えている人の中には、英語が得意な方もいると思います。しかし、日本とハワイの不動産購入のシステムは大きく異なりますし、売買のやり取りでは不動産業界の専門用語も多く含まれてきます。そういったことも包括的に対応できる、日本語でのやり取りが可能なエージェントがやはり安心だと思います。」

日本語対応が可能なエージェントなら、日本的な好みなど細かい部分もリクエストしやすいですし、買い手側から質問もしやすいというメリットもあります。

ポイント5. マーケットにおける物件の情報をより多く引き出せる

「あとは、マーケットの状況の変化や、同じ地域における他の物件との比較など、物件に関する情報をある程度知っていて、買い手側からの問い合わせがあったときにきちんと情報を出せるエージェントであるといいですね。ある物件を気に入って購入のオファーを入れる際、過去にいくらくらいで取引されてきた物件なのか、その物件がマーケットに何日出ているか、などを多方面から調査できるエージェントなら、焦って適正価格よりも高く買ってしまったという失敗も避けられます。」

物件に購入において有益な情報は、多ければ多いほど正しい判断が下しやすくなります。そのため引き出した物件情報をもとに、物件のメリット・デメリットを含めた全体的なアドバイスをしてくれるエージェントが良いとのことでした。

 

おわりに

異国であるハワイでの別荘購入は、日本国内における不動産売買よりも分からないことが多く、不安に感じる方は少なくないと思います。その点、不動産エージェントはパートナーとして一緒に理想の物件を探してくれる、買い手にとって最も心強い味方です。安心して任せられるエージェントが見つかれば、もはやハワイでの別荘購入は成功したといっても過言ではありません。ぜひエージェント選びの参考にしてみてください。

 
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