13年間連続で「日本人が移住したい国ナンバーワン」に選ばれ続けている東南アジアの国、マレーシア。2020年の先進国入りを目指し、国を挙げて都市開発が進んでいることから、不動産市場も今後ますます活性化することが予想されています。とりわけ首都のクアラルンプールの成長は著しく、マレーシアのみならず東南アジアを代表する大都市へと成長しました。
今回はそんな大都市クアラルンプールのなかでも、特にホットなエリアとして注目を集める「クアラルンプール シティ センター」にスポットを当てました。エリアの特長や不動産事情、そしておすすめのホテルコンドミニアムまで、耳寄りな情報をまとめてご紹介します。
首都クアラルンプールの中心地「クアラルンプール シティ センター」とは?
人口が180万人を超える首都クアラルンプールは、鉄道網が発達したマレーシア最大の経済都市です。近代的なビルと歴史的な建築物が美しく調和するこの都市は、各観光地へのアクセスもよく、毎年多くの観光客が訪れます。また日本貿易振興機構の調査によると、クアラルンプール日本人会には約1,800人の日本人が、日系企業も約300社が参加しています。そのため日本人にとって安心感を得やすいエリアといえるでしょう。
そして、首都クアラルンプールで中心的な役割を果たしているのが、今回のテーマである「クアラルンプール シティ センター(以下KLCC)」です。このエリアは、日本でいうならば東京都港区のような高級住宅街に当たります。多くの外資系企業がオフィスを構える国際色豊かなエリアで、高層ビルや高級ホテルが立ち並ぶほか、伊勢丹やイオンといった日本でおなじみのデパートも出店しています。
また、世界で最も高いツインタワー「ペトロナス・ツインタワー」や、世界で7番目に高いテレビ塔「KLタワー」といったマレーシアのランドマークもここKLCCにあります。2020年を目処とした国内開発事業もKLCCを中心に進められており、マレーシアの最先端を行くエリアとして世界が注目しています。
さらに、KLCCは公共交通機関が発達しているため、交通手段に困らないのも嬉しいポイントです。その種類も高架鉄道(LRT)、地下鉄(MRT)、モノレール、バス、タクシーとさまざま。電車は約5~15分間隔で定期的に運行されているため、利便性も抜群です。ほかにも観光スポットを巡回するバスやトラム(路面電車)もあり、目的によって使い分けることができます。
クアラルンプール シティ センターの不動産事情と経済動向
①不動産事情:開発が進む「ハイクラス物件」
KLCCでは近年、高級コンドミニアムや、グローバルな富裕層が注目するハイクラス物件、「ホテル・ブランデッドレジデンス」の開発が盛んに行われています。
ホテル・ブランデッドレジデンスとは、有名ホテルブランドの名を持つコンドミニアムなどの区分所有建物のことをいい、ホテルに併設されていることが多いです。リッツカールトンやフォーシーズンズなどがこれに該当します。イギリスの大手コンサルティング会社、ナイト・フランク社の調べによると、アジアにおけるホテル・ブランデッドレジデンスの価値はノンブランデッドレジデンスに比べ平均約30%高値で取り扱われており、なかでもクアラルンプールは69%の高値とアジア諸国の都市で2番目に高い数字を記録。こういったハイクラス物件の価値が非常に高く評価されていることが分かります。
さらにKLCCの場合、ホテル・ブランデッドレジデンスが諸外国より比較的リーズナブルな価格で購入できるのも大きなメリットです。KLCCにて2018年に完成した、リッツカールトンやフォーシーズンズを例に挙げてみましょう。これらの物件は1坪当たり約280万円~330万円と、マレーシア国内でも最も高い相場で販売されたものの、近隣シンガポールで分譲されたリッツカールトンは1坪当たり1,000万円以上。単純に比較するならば、同クラスの物件が3分の1以下の価格で購入できる計算になります。
②経済動向:国の経済政策が追い風に
政府の打ち出した「2020年までに先進国にする」というスローガンのもと、クアラルンプールでは現在急ピッチで都市開発が進められています。地下鉄(MRT)をはじめとする交通網の整備によるヒトやモノの流通機能アップ、開発計画のひとつである銀行規模拡大といった施策が多くの大手銀行が拠点を置くKLCCにとって好影響を期待できる材料と見られています。
交通アクセスがよく利便性の高いKLCCは、別荘として自己利用するうえでもおすすめできるエリアです。投資先目線で見ている方は、不動産価格の上昇傾向、賃貸や旅行客のホテル需要といった今後のポテンシャルに注目しているようです。成長著しい東南アジア諸国の都市と比較するとリターンはさほど高くないものの、リスクをある程度抑えられる、という見方です。
おすすめのホテルコンドミニアム「アスコットスター・KLCC・クアラルンプール」
そんなKLCCのなかで今回おすすめしたいのが、最新ラグジュアリーホテルコンドミニアムの「アスコットスター・KLCC・クアラルンプール」です。サービスレジデンス業界をリードするアスコット社が展開する、6つのブランドのなかでも最高級の「アスコット」の名を冠した物件として誕生しました。このエリアは、本物件を含む3棟のレジデンスと約30店舗の商業スペースからなる複合施設となっています。
未完成物件に対しては計画中止のリスクを懸念される方もいらっしゃるかもしれませんが、この物件は既に3棟全てが上棟を終えました。2021年の完成を予定し、遅延もなく工事が続いています。
クアラルンプール国際空港から車で約1時間、本物件から徒歩10分圏内には、公共交通の中心であるKLCC駅、アベニューKモールやスリアモールといったショッピングセンターがあります。さらに、観光客でにぎわう観光地「ブキッビンタン」まではKLCC駅から電車で約13分。オフィス街も徒歩5分以内という好立地にあるため、ホテルとして需要が高い立地です。
なおこの物件最大の特長は、新築時の取得に限り適用される、2年間の「6%(表面)利回り保証」という特典です。もともとホテルコンドミニアムは空室リスクが低い傾向にありますが、利回り保証が付くことでさらにリスクを抑えることができます。加えて預金金利が4%程度と日本よりも高いので、賃料収入をすぐに円に換えず、しばらくマレーシアの銀行に預けておくのも選択肢の1つです。
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マレーシアの最先端を走るKLCCは、経済政策や交通網の整備など都市開発が国単位で進んでおり、今後のさらなる経済成長が期待されています。と同時に、隣国シンガポール等と同水準の物件がリーズナブルに購入できるメリットもあり、まさに今注目を集めているエリアといえるでしょう。