楽しみ方


はじめに

前回は、蓼科での夏の暮らしについて良い点、想定外で対策が必要だった点についてご紹介しました。
今回は、これが書きたかった!という回です。蓼科を含む諏訪・茅野エリア、更には信州、もっと引けば山梨県や新潟県、岐阜県など、僕が暮らす蓼科の別荘からは体験し尽くせないほどの遊びの資源で溢れています。それらは人間の力が遠く及ばないほどの豊かな大自然がベースにあります。今回は僕が蓼科の別荘暮らしにおける遊びについて書いていきます。

自転車(ロードバイク、グラベル、マウンテンバイク)

伊那ヒルクライムレースのゴールあとの集合写真

僕が一番好きで続けていることはロードバイクのヒルクライムレースに出ることです。10〜20km前後の距離で700〜1,500mくらの標高差を上っていき、着順とタイムを競うものです。
大勢の人と一緒に走るので気分が上がりますし、もちろん道中は坂を上り続けるので心肺も筋肉も日常では味わえないくらい苦しいのですが、自分の日々の練習の成果が発揮されたことによる達成感を味わうことは言葉では表現しきれないくらい素晴らしい体験です。
毎年いくつかのメインレースに焦点を定めつつ、メインレースへのトレーニングの成果確認として小規模のレースを挟んでいきます。

ヒルクライムは当然東京周辺などの平野ではなく山岳地域で開催されます。蓼科の別荘自体、八ヶ岳連峰に位置していますが、長野県だけでも乗鞍、白馬、野沢温泉、志賀高原、美ヶ原、伊那などでレースが開催されており、ヒョイッと出かけることができます。少し足を伸ばせば赤城山や榛名山を擁する群馬、そして多くのヒルクライマーの目標である富士山(Mt.富士ヒルクライム等)へも難なくアクセスすることができます。僕にとっては天国のような環境です。

また、ヒルクライムのように標高差を駆け上がるだけでなく、等高線に沿って走れば大自然の中、信号に惑わされることなく素晴らしい景色を味わいながらクルージングすることもできます。
更にはグラベルバイクで林道を駆け巡ったり(野辺山で有名な大会があります)、マウンテンバイクでダウンヒルのスリルを味わうこともできます(富士見パノラマリゾートや白馬岩岳マウンテンリゾート等)。

僕のように競技志向でなくても有酸素運動が健康に良いということはご存知ですよね。自転車はランニングよりも膝や腰に負担をかけることなく、身体の大きな筋肉や心肺を鍛えることができます。
東京で走っていた頃は信号の多さや大量の交通や路上駐車に悩まされ、景色も開けていないのでどうしても外で走ることに億劫になりがちでした。ぜひ、蓼科を含む信州エリアで走ってみてください。感動すること間違いないです。

トレイルラン、登山、トレッキング、ランニング、ジョギング

蓼科の別荘から見える冬の八ヶ岳

東京をメインの拠点としていた頃、ロードバイクでの競技能力を高めるために始めたのがランニングでした。家がある上野の周辺から始めて、大手町、丸の内界隈や皇居なども走るようになりました。
皇居は信号のストレスがないのと摩天楼と開けた景色の双方を同時に味わえるので最初は楽しかったのですが、毎回同じところを走っていても飽きがきます。

それで始めたのがトレイルランニング。林道や登山道など”トレイル”と呼ばれる不整地を走ったり歩いたりすることは、路面や景色の変化が面白く病みつきになりました。東京だと高尾山や青梅丘陵に良く行きましたし、丹沢まで足を伸ばすこともありました。それでも人間の欲望は尽きることがありません、もっと新しいところ、難しいところを走ってみたくなるものです。

蓼科の別荘周辺はトレイルだらけです。僕が住む東急リゾートタウン蓼科は八ヶ岳連峰に抱かれる裾野に位置しています。タウンの端からトレイルが連なっていて、そのまま蓼科山を登ることができます。
蓼科山は八ヶ岳連峰の最北端に位置しており、稜線を歩けば北横岳、天狗岳、硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳と主要なピークを縦走して山梨県の清里方面に下りることができます。ツワモノであれば1日で走破できますし、装備をしっかり持っていけば途中でキャンプを楽しみつつ山の中で非日常を味わうことができるでしょう。

冬には雪山を楽しむこともできます。雪深い森の中登山道を登っていくと、森林限界を越えて一気に白一色の空が広がります。
時折雪や氷混じりの強い風が吹き抜けていきます。人を寄せ付けない大自然の強さは小さな人間に対して畏れを抱かせると同時に、生きることについての自覚を伴う強い感動を覚えます。

八ヶ岳連峰は日本アルプスと比べて初心者でも登りやすい山が多くあることで知られています。山小屋の数も日本一と聞いていますし、冬の間開けている小屋も少なくありません。
僕が住む蓼科の別荘にも毎年冬の八ヶ岳に登る途中で立ち寄ってくれる友人がいます。初心者から熟練者まで山を楽しむ人にとってはもってこいの環境なのです。

ウィンタースポーツ

木曽駒ヶ岳から宝剣岳を臨む

僕が住む別荘のある東急リゾートタウン蓼科ですが、もともとはサマーハウス、すなわち避暑地用途の住宅として開発されました。
真夏の都会の蒸し暑さから涼をとる目的だったのです。

一方で蓼科を含む信州はウィンタースポーツのメッカです。冬季五輪が開催されたことを覚えている方もいらっしゃると思います。前述した雪山登山だけでなく、スキーやスノーボード、ジェットスキーやクロスカントリーなど様々な冬の遊びに恵まれています。

東急リゾートタウン蓼科から20分ほどで北八ヶ岳ロープウェイの山麓駅にアクセスできます。ピラタス蓼科スノーリゾートです。ロープウェイを使って坪庭まで上り、そこから長いダウンヒルを楽しむことができます。ビーナスラインでスズラン峠を越えて白樺湖方面に下るとしらかば2in1スキー場にアクセスできます。
幅広のエリアに圧雪、新雪(深雪)、コブを含めた多くの変化に飛んだゲレンデが配置されており、かつどれもリフト一本で滑走開始地点へ上ることができるので気に入っています。

白樺湖エリアには他にもいくつものスノーリゾートがありますし、そこから佐久方面まで足を伸ばせばブランシュたかやまスキーリゾート(スキーのみ)もあります。富士見方面にも白馬、野沢温泉、志賀高原にもアクセスが良いことは自転車のところでも書きましたが、多くのゲレンデ(と温泉!)を楽しむことができます。

そうそう、忘れてはいけないのですが東急リゾートタウン蓼科にも小さいですがリフト付きのゲレンデがあります。玄関を出て3分でゲレンデです!
蓼科エリアの別荘に住む友人の何人かは夏ではなく冬だけ過ごすという人もいます。それだけウィンタースポーツ資源が豊富にあるということですね。

散歩

白駒池へのアプローチの苔むした森

何もガチガチにやることだけが楽しみという人ばかりではないと思います。
そんな人にも蓼科の別荘地は素晴らしい体験を与えてくれます。スニーカーを履いて外に出るだけで良いのです。東急リゾートタウン蓼科の中には登山道へのアプローチだけでなく、比較的緩やかな傾斜がある森の中を散策できるトレッキングコースが無数に巡っています。日の出とともに散策すると、柔らかな陽の光の中で鳥のさえずりを聞きながら清々しい気持ちになることができます。

車でメルヘン街道を上がっていくと麦草峠に出ます。そこから白駒池を目指して苔深い森の風景を楽しむこともできます。景色に目を奪われて気持ちも上がり、いつのまにか心地よい疲労感に包まれて深い眠りに入ることができるでしょう。

書いても書き尽くせない大自然によって育まれる遊び。そしてその奥の深いところで生まれる畏敬の念。蓼科の別荘で過ごすことで得られる僕にとっての宝物です。


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